ONE BITE CHALLENGEシリーズ

ONE BITE CHALLENGE(デビッド/52歳/男性/2019年7月27日)2019年 キャンバス、アクリル 30×30cm

  

ONE BITE CHALLENGE(チェルシー/27歳/女性/2019年7月14日)2019年 キャンバス、アクリル 30×30cm

  

ONE BITE CHALLENGE(アレクシス/26歳/女性/2019年7月7日)2019年 キャンバス、アクリル 30×30cm

  

ONE BITE CHALLENGE(マイケル/49歳/男性/2019年7月6日)2019年 キャンバス、アクリル 30×30cm

  

ONE BITE CHALLENGE(ジェシー/39歳/男性/2019年6月22日)2019年 キャンバス、アクリル 30×30cm

  

ONE BITE CHALLENGE(ジェームズ/30歳/男性/2019年6月15日)2019年 キャンバス、アクリル 30×30cm

  

ONE BITE CHALLENGE(サミュエル/51歳/男性/2019年6月9日)2019年 キャンバス、アクリル 30×30cm

  

ONE BITE CHALLENGE(ジェニファー/31歳/女性/2019年6月9日)2019年 キャンバス、アクリル 30×30cm

  

ONE BITE CHALLENGE(クリス/40歳/男性/2019年6月4日)2019年 キャンバス、アクリル 30×30cm

  

ONE BITE CHALLENGE(アンジェラ/50歳/女性/2019年6月1日)2019年 キャンバス、アクリル 30×30cm

  

ONE BITE CHALLENGE(ジェシカ/36歳/女性/2019年5月31日)2019年 キャンバス、アクリル 30×30cm

  

ONE BITE CHALLENGE(クリス/58歳/男性/2019年5月30日)2019年 キャンバス、アクリル 30×30cm

  

ONE BITE CHALLENGE(パット/58歳/女性/2019年5月29日)2019年 キャンバス、アクリル 30×30cm

  

ONE BITE CHALLENGE(ジョン/45歳/男性/2019年5月23日)2019年 キャンバス、アクリル 30×30cm

ONE BITE CHALLENGE(ゲイリー/46歳/男性/2019年5月22日)2019年 キャンバス、アクリル 30×30cm

ONE BITE CHALLENGE(ヘレン/64歳/女性/2019年5月22日)2019年 キャンバス、アクリル 30×30cm

  

ONE BITE CHALLENGE(ラリー/63歳/男性/2019年5月21日)2019年 キャンバス、アクリル 30×30cm

ONE BITE CHALLENGE(マロア/24歳/男性/2019年5月19日)2019年 キャンバス、アクリル 30×30cm

  

ONE BITE CHALLENGE(ジョン/60歳/男性/2019年5月19日)2019年 キャンバス、アクリル 30×30cm

  

ONE BITE CHALLENGE(ジム/49歳/男性/2019年5月18日)2019年 キャンバス、アクリル 30×30cm

ONE BITE CHALLENGE(ハディ/53歳/男性/2019年5月18日)2019年 キャンバス、アクリル 30×30cm

ONE BITE CHALLENGEシリーズのコンセプト

全米のホームレス数は55万4000人(米住宅都市開発省2017年1月発表)で、うち路上生活者は19万3000人と2年前から9%増加した。私はアメリカに移り住み、その現実を思い知った。信号待ちの車に、「HELP」というボードを持ったホームレスが一台一台物乞いして歩く姿は、誇張なくアメリカの日常風景である。そして犬猫のようにあしらわれる彼らの姿は世界の縮図にも見える。
かつてアンディ・ウォーホルは言った。「アメリカの何がすばらしいっていえば、一番の金持と一番の貧乏人が同じものを消費するという伝統を始めたってことだ。テレビを見てごらん。たとえばコカ・コーラだ。あなたはテレビで大統領がコーラを飲むのを知る。リズ・テイラーがコーラを飲むのを知る。そして考えてごらん。あなたもコーラを飲めるのだ。コーラはコーラであり、街角の浮浪者が飲んでいるのより、あなたのコーラが高くつくなんてことはない。コーラは全部同じでどれもおいしい。リズ・テイラーもそれを知っているし、大統領も、浮浪者も、あなたも知っている。」――むろん1960年代という時流に乗った彼一流の皮肉だとしても、いま現代あらためてこの言葉を考えれば人間性の喪失と断じなければならない。なぜなら物質的には同じでも、高速道路の下に張られたテントと、ビバリーヒルズに建つ豪邸で味わうそれとは、まったく違うものになるからだ。それが人間というものだろう。
本シリーズは、一般社会から切り離された存在として生きざるを得ないホームレスの人々との壁を乗り越える試みである。ロサンゼルスの街角に佇むホームレスと、ひとつのハンバーガーを彼らと作家自身とで一口ずつ食べる。それは彼らと状況を共有することであるとともに、理解と受容とを示すことであり、綺麗事が許されるならば心を通わせることになるかもしれない。そのコミュニケーションの記録としてハンバーガーを描くことで、我々と彼らとの間にある壁の正体がいったい何であるのかを問いたい。

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