シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント (エリック・ジョーゲンソン (著), 櫻井 祐子 (翻訳) /-)

書籍シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント(エリック・ジョーゲンソン (著), 櫻井 祐子 (翻訳) /-)」の表紙画像

購入価格:1683

評価:

この記事は約1分50秒で読めます

これほど人に感銘を与える本もない。現時点で、間違いなく今年読んで一番よかった一冊である。

「シリコンバレー最重要思想家」なんて枕詞を冠されると、ああ、金持ちの成功秘話ねと思われる向きもあろうが、そんなしょぼい話ではない。

宗教臭を出さずに、ここまで人の心を震わせる本はそうそうない。人類全員必読の書である。

欲望とは、「欲しいものを手に入れるまで不幸でいます」という契約を自分自身と交わすことだ。ほとんどの人は、このことを自覚していないと思う。

君が人と競争しているときは、要するに人を模倣している。人と同じことをしているんだ。でも人はみな違う。模倣してはいけない。

昔は金儲けの方法といえば、大学に 4年通い、学位を取って、専門職として 30年働くことだった。でも今は変化が激しい時代だ。今は新しい技能を 9か月ですばやくマスターすることが求められ、その技能は 4年も経てば陳腐化してしまう。だがその生産的な 3年間に、君は莫大な富を獲得できるんだ。

     

ブログ一覧

  関連記事

子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から

一般的に日本人がイギリスと聞いて思い浮かべるイメージは決して悪くない。貧しくもな ...

永久円安

終始厳しい口調で粛々と事実らしきことが述べられているため、読んでいると気が滅入る ...

FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

間違いなく今年一番読む価値があったと思える一冊。 私はネガティブ気質のせいもあっ ...

0歳からはじまるオランダの性教育

2022/08/13   政治・社会, 読書記録

正直、たかが性教育とあなどっていたが、そこにはその国の態度というか、意志が如実に ...

無名の人生

人生も折り返し地点を過ぎ、振り返れば名誉欲の追求に汲々としてきた我が人生だが、い ...

当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。

Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited. All Rights Reserved.

Copyright © 2012-2025 Shintaku Tomoni. All Rights Reserved.