プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる (尾原和啓/幻冬舎)
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よっぽど思い入れのあるモノ以外は、ある程度の機能・品質を満たしていればそれでいいという消費行動は、誰でも日常的にやっていること。
そこでブランドやメーカーなど気にするわけがない。これが企業レベルならいいが、よく考えれば個人レベルでも同じことが起こっていることに気がつく。
何もかもが、日進月歩で誰でも簡単にできるようになっている。そんな世界において、「私でなければならない理由」、「あなたでなければならない理由」は、確かにプロセスの中にしか見い出せないのだろう。
プロセスを公開し、反応を見ながら変えていくことは激動の時代には邪道でも何でもありません。途中で方針を変更することを前提とした修正主義こそ、決められた正解のない時代の歩き方なのです。 (中略) もはや「新しい情報を自分だけが見つけた」と過信すること自体がアウトです。情報それ自体に価値はありません。むしろ手持ちの情報をシェアして仲間を作り、プロセスを惜しみなく開示してしまったほうが、結果的にさらなる情報が集まってきて、自分にとって得なのです。
もはやオカネを取る必要がなくなるくらい、モノやサービスの価格がことごとく安くなる。生活必需品はタダで配れる時代がやってくるのです。服もご飯も家も無料で提供できる時代がやってきたとき、人は何に価値を感じ、オカネを払うのでしょうか。
ヨーヨーの世界チャンピオンのBLACKさんという方が友だちなのですが、彼が言っていたのは「YouTubeが普及してから、世界中の子どもたちのレベルが桁外れに上がった」ということです。それ以前は、ヨーヨーを学ぼうと思っても、狭いコミュニティ内でしか知識の流通がないので、そこまでレベルが上がらなかった。しかし、YouTubeで、一気に世界レベルのテクニックを誰でも見られるようになって、ぐんと視座が上がり、またスキルの流通もされた、ということです。
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