最新版 投資信託はこの9本から選びなさい (中野 晴啓/ダイヤモンド社)
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おすすめされている投資信託を悪いとは思わないが、もっと手数料の安い良質なものがたくさんあるように思う。
とはいえ、内容としては厳しく堅実であり、なんとなく投資信託を始めてみたという人にとっては、きっとよい教科書になるはず。
戦後、日本の投資信託制度が整備されたのは、1951年に現在の投資信託法(投資信託及び投資法人に関する法律、当初は「証券投資信託法」)が整備されてからですが、なぜこの制度ができたのかというと、当時、財閥解体によって停滞していた国内株式市場を活性化させるためでした。つまり、国策として投資信託が誕生したのです。
新規設定時に100億円あった資金が2億円くらいまでに目減りしていったら、どういうことが起こるでしょうか。解約が生じた場合、ファンドマネジャーは解約資金を作らなければなりませんから、投資信託に組み入れられている株式や債券を、どんどん売却していくことになります。当然、売却するためには、いつでも売れる、つまり逆の見方をするとすぐに買い手がつく株式や債券を優先的に売却していきますから、最終的に投資信託に残った2億円分の株式や債券というのは、売るに売れなくなった、もうどうしようもないものばかりになってしまいます。このような銘柄が将来、どんどん値上がりして投資信託の運用成績が向上するということなど、まず考えられません。
上がっている株を売って、下がっている株を買い増す、というのは、心情的には難しいかもしれません。ですが、この「リバランス」を定期的に行なうことによって資産運用は安定的に推移するのです。定期的にこのようなリバランスを行なうことは、自分でポートフォリオを組む場合には必要になってきます。できれば1年に1回は行なうべきでしょう。
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