投資で利益を出している人たちが大事にしている45の教え (市川雄一郎 (編集), グローバルファイナンシャルスクール (編集) /日経BP)

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本書を読んでおけば、投資をしていれば必ず出会うであろう困難な時期でも冷静に対処できるのではないかと思う。

個別銘柄や商品ではなく、大局的な投資のいろはを学べる良書。

摩訶不思議なことに、投資の世界ではしばしば、この「じゃんけん大会の優勝者」に人々が群がり、称賛と崇拝の嵐が巻き起こります。

本来、株を売ったり買ったりする時は、本当の価値と比べて割高か割安か、あなたが買っても(売っても)いいと思える価格かで判断しなければいけないのに、そうではなくて、今この瞬間の株価がどう動いたかだけを見て売ったり買ったりする人がいるために予想以上に上がったり下がったりしてしまい、結局、「株価は常に間違えている」ことになる、というものです。株価は結局、人間の期待値や落胆のかけ合わせで決まるのです。そして、この期待値と落胆は人の心理ですから、常に上下します。ムードや勢いに左右されやすいものです。そうした人間の心理は、誰にも正確に読み取ることはできません。だから、無視してしまった方がよいのです。

バフェット氏の言葉で、とても印象的な言葉です。「自分の中にあるものは、それを高めても課税されることはなく、またインフレすることもなく、終生にわたって自分だけのものである」

     

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