普通の会社員でもできる 日本版FIRE超入門 (山崎俊輔/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

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今年の2月ごろに「FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド」を読んで以来、投資と早期リタイアに全身全霊を捧げて生きている。
本書はFIRE(「Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期リタイア)」)するための非常に実践的かつ現実的な指南の宝庫である。
本書を参考に、ブレずに愚直に生きていけたなら、まず間違いなくFIREできるだろうと思う。しかしそのような強靭な意志がある人は、そもそもFIREでなくとも何かしら成せるに違いない。
インデックス運用は投資知識が少なくても、確実に平均点を獲得してくれることに魅力があります。FIREを目指す人の多くは、投資に時間を割くより、仕事の年収を高める方に時間を割くほうが重要性が高いはずです。
インデックスを超える利回りを得ようとするときの悩みは、苦労は必ず増える一方で、失敗する可能性は減らず(むしろ増えます)、失敗した場合にはインデックスに大幅に負ける可能性があることです。しかし、ゴールから遠ざかってしまったとしても、それを取り戻そうとさらに高いリスクを取らないことが大切です(損を取り返そうと賭け金を増やすのは、ギャンブラーがよくやる失敗パターンですね)。
FIRE生活に入ったあとは、新しいお金が入金されないことを踏まえた投資スタンスが必要になります。定期的な入金がない投資口座が、定期的な生活資金の取り崩しを行う口座でもある、という状況変化を踏まえ、FIREをスタートさせる人は「マーケットが急落したときどうすべきか」方針をしっかり決めておくべきです。一般論としては市場が回復するまで取り崩しも控えたいわけですが、なかなかそうはいきません。いくつかの合わせ技が求められます。たとえば、次のような方針を決めておきます。マーケットの回復期間は預貯金のほうから優先的に取り崩して投資資金については手をつけない
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