普通の会社員でもできる 日本版FIRE超入門 (山崎俊輔/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

書籍普通の会社員でもできる 日本版FIRE超入門(山崎俊輔/ディスカヴァー・トゥエンティワン)」の表紙画像

購入価格: Kindle Unlimited(0円)

評価:

この記事は約1分28秒で読めます

今年の2月ごろに「FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド」を読んで以来、投資と早期リタイアに全身全霊を捧げて生きている。

本書はFIRE(「Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期リタイア)」)するための非常に実践的かつ現実的な指南の宝庫である。

本書を参考に、ブレずに愚直に生きていけたなら、まず間違いなくFIREできるだろうと思う。しかしそのような強靭な意志がある人は、そもそもFIREでなくとも何かしら成せるに違いない。

インデックス運用は投資知識が少なくても、確実に平均点を獲得してくれることに魅力があります。FIREを目指す人の多くは、投資に時間を割くより、仕事の年収を高める方に時間を割くほうが重要性が高いはずです。

インデックスを超える利回りを得ようとするときの悩みは、苦労は必ず増える一方で、失敗する可能性は減らず(むしろ増えます)、失敗した場合にはインデックスに大幅に負ける可能性があることです。しかし、ゴールから遠ざかってしまったとしても、それを取り戻そうとさらに高いリスクを取らないことが大切です(損を取り返そうと賭け金を増やすのは、ギャンブラーがよくやる失敗パターンですね)。

FIRE生活に入ったあとは、新しいお金が入金されないことを踏まえた投資スタンスが必要になります。定期的な入金がない投資口座が、定期的な生活資金の取り崩しを行う口座でもある、という状況変化を踏まえ、FIREをスタートさせる人は「マーケットが急落したときどうすべきか」方針をしっかり決めておくべきです。一般論としては市場が回復するまで取り崩しも控えたいわけですが、なかなかそうはいきません。いくつかの合わせ技が求められます。たとえば、次のような方針を決めておきます。マーケットの回復期間は預貯金のほうから優先的に取り崩して投資資金については手をつけない

ご支援のお願い

もし当ブログになんらかの価値を感じていただけましたら、以下のいずれかの方法でご支援いただけますと幸いです。

Amazonギフト券で支援する
→送信先 info@tomonishintaku.com

Amazonほしい物リストで支援する

PayPalで支援する(手数料の関係で300円~)

     

ブログ一覧

  • ブログ「むろん、どこにも行きたくない。」

    2007年より開始。実体験に基づいたノンフィクション的なエッセイを執筆。アクセス数も途切れず年々微増。不定期更新。

  • 英語日記ブログ「Really Diary」

    2019年より開始。もともと英語の勉強のために始めたが、今ではすっかり純粋な日記。呆れるほど普通の内容なので、新宅に興味がない人は読んで一切おもしろくない。

  • 音声ブログ「まだ、死んでない。」

    2020年より開始。ロスのホームレスとのアートプロジェクトでYouTubeに動画をアップしたところ、知人にトークが面白いと言われたことをきっかけにスタート。その後、死ぬまで毎日更新することとし、コンテンツ自体を現代アートとして継続中。

  関連記事

人生の短さについて 他2篇

翻訳のおかげかどうか、ページをめくるたびに、これぞこの世の真理だと素直に信じられ ...

睡眠こそ最強の解決策である

今さら睡眠について学ぶことも得ることもそうあるものではないだろうと思って手にとっ ...

日本人が誤解している東南アジア近現代史

2023/02/21   歴史・地理, 読書記録

ページをめくるごとにうなってしまう。 日本人が心の底ではアジアを見下していること ...

永久円安

終始厳しい口調で粛々と事実らしきことが述べられているため、読んでいると気が滅入る ...

つみたて投資の終わり方 100年生きても大丈夫!: 人生後半に向けた投資信託の取り崩しメソッドを解説!

インデックス投資の積み立て方に関する本はすでにごまんとあるが、本書はその積み立て ...

当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。

Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited. All Rights Reserved.

Copyright © 2012-2025 Shintaku Tomoni. All Rights Reserved.