経済的自由をこの手に! 米国株で始める 100万円からのセミリタイア投資術 (たぱぞう/KADOKAWA)

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人はつい完璧を求め、「早期完全リタイア」というハードルの高いゴール設定をしてしまうが、そこそこ働き続ける「セミリタイア」という考え方は非常に参考になる。

基本的な投資指南書としても十分な内容で、何をどのように買い、どのように保持していくのかという基本が理解できる良書。

投資は、保有期間が短くなるほど難しく、長くなるほどシンプルです。今日明日で上がる銘柄を当てるのは難しく、5年、10年など、いい銘柄を長く持つのが、シンプルで誰にでもできる投資法と言えます。

NASDAQ(ナスダック)とは米国の新興企業向けの株式市場で、金融銘柄を除く時価総額上位100銘柄を指数化したのが、ナスダック100指数です。GAFAMが40%を占めているほか、テスラ、エヌビディアなどを含みます。2010年以降でおおよそ7倍のリターンを出しており、S&P500などと比べても、かなりの高水準です。ただし、銘柄を100銘柄に絞っていることもあってボラティリティが大きく、これをメインにするのは心理的に落ち着かない人もいるでしょう。S&P500などのコアに加える、サテライトの存在として候補にするのがよいでしょう。

211年間の年平均リターンを見ると、株式は6・7%、債券は3・5%、金は0・6%、ドルは▲1・4%です。長期で見ると、通貨で持っていれば毎年減価していき、株で持っていれば年率7%近い水準でリターンが得られた、というわけです。

     

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