経済的自由をこの手に! 米国株で始める 100万円からのセミリタイア投資術 (たぱぞう/KADOKAWA)

書籍経済的自由をこの手に! 米国株で始める 100万円からのセミリタイア投資術(たぱぞう/KADOKAWA)」の表紙画像

購入価格:1386

評価:

この記事は約1分7秒で読めます

人はつい完璧を求め、「早期完全リタイア」というハードルの高いゴール設定をしてしまうが、そこそこ働き続ける「セミリタイア」という考え方は非常に参考になる。

基本的な投資指南書としても十分な内容で、何をどのように買い、どのように保持していくのかという基本が理解できる良書。

投資は、保有期間が短くなるほど難しく、長くなるほどシンプルです。今日明日で上がる銘柄を当てるのは難しく、5年、10年など、いい銘柄を長く持つのが、シンプルで誰にでもできる投資法と言えます。

NASDAQ(ナスダック)とは米国の新興企業向けの株式市場で、金融銘柄を除く時価総額上位100銘柄を指数化したのが、ナスダック100指数です。GAFAMが40%を占めているほか、テスラ、エヌビディアなどを含みます。2010年以降でおおよそ7倍のリターンを出しており、S&P500などと比べても、かなりの高水準です。ただし、銘柄を100銘柄に絞っていることもあってボラティリティが大きく、これをメインにするのは心理的に落ち着かない人もいるでしょう。S&P500などのコアに加える、サテライトの存在として候補にするのがよいでしょう。

211年間の年平均リターンを見ると、株式は6・7%、債券は3・5%、金は0・6%、ドルは▲1・4%です。長期で見ると、通貨で持っていれば毎年減価していき、株で持っていれば年率7%近い水準でリターンが得られた、というわけです。

     

ブログ一覧

  関連記事

サラ金の歴史 消費者金融と日本社会

2022/07/22   政治・社会, 読書記録

サラ金は「サラリーマン金融」の略だというのは常識なのだろうか。私はまずそこになる ...

超訳 イエスの言葉

聖書を読むよりもわかりやすいことは確かである。しかし、そのわかりやすさによって、 ...

魂をゆさぶる歌に出会う――アメリカ黒人文化のルーツへ

奴隷としてアメリカくんだりまで連れ去られたBlackたちにとって、歌は単なる歌で ...

つみたて投資の終わり方 100年生きても大丈夫!: 人生後半に向けた投資信託の取り崩しメソッドを解説!

インデックス投資の積み立て方に関する本はすでにごまんとあるが、本書はその積み立て ...

学問のすすめ

「現代語訳 学問のすすめ」の方が読みやすいことは間違いないが、古語による方がより ...

当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。

Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited. All Rights Reserved.

Copyright © 2012-2025 Shintaku Tomoni. All Rights Reserved.