つみたて投資の終わり方 100年生きても大丈夫!: 人生後半に向けた投資信託の取り崩しメソッドを解説! (カン・チュンド/Kindle出版(KDP))

書籍つみたて投資の終わり方 100年生きても大丈夫!: 人生後半に向けた投資信託の取り崩しメソッドを解説!(カン・チュンド/Kindle出版(KDP))」の表紙画像

購入価格: Kindle Unlimited(0円)

評価:

この記事は約1分0秒で読めます

インデックス投資の積み立て方に関する本はすでにごまんとあるが、本書はその積み立てを終えて取り崩す段階に入った時のために書かれた稀有な一冊である。

積み立て投資を長年続けられるという人は、どう考えても真面目で堅実な人であろう。だからこそ、その積み上げたものを取り崩すことに躊躇してしまう人は少なくないだろうと思う。

そもそも何のために積み立てたのか? お金は使ってこそ価値がある。単なる金融テクニックではなく、人生そのものを考えさせられる良書である。

お金の増やし方は普遍的。お金の使い方は個別的

積立では「定額」が優れた手法でした。しかし取り崩しで「定額」にこだわると、自分で自分の首を絞めることになりかねません。取崩し期において最も妥協すべきは、実は毎回の「取り崩し額」なのです。取り崩し金額の変動を受け入れ、資産の持続率を優先させることが出来るか。これが投資後半の成否を分けます。

お金が減った年は少なく取り崩すという「自動調整作用」が働くのです。そもそもリスク資産部分の増減は不規則性を帯びます。プラスにもマイナスにも「定額」でブレるわけではありません。「率」でブレるわけです。資産が「率」で変化するのに合わせて、取り崩しも「率」で対応する。

     

ブログ一覧

  関連記事

新訂 福翁自伝

お札にもなるくらいの人物であるので、もっと典型的なエライ人かと思っていたが、違う ...

スピリチュアルズ 「わたし」の謎

タイトルに問題がある。少なくとも日本では、「スピリチュアル」という言葉は神秘・オ ...

プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる

よっぽど思い入れのあるモノ以外は、ある程度の機能・品質を満たしていればそれでいい ...

55歳からでも失敗しない投資のルール

投資関連の本も十冊くらいは読んだと思うが、どれも内容は似たりよったりと言えばその ...

大インフレ時代! 日本株が強い

日本はお先真っ暗。ご多分に漏れず、私もそう思っていた。 しかし案外、それは一面的 ...

当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。

Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited. All Rights Reserved.

Copyright © 2012-2025 Shintaku Tomoni. All Rights Reserved.