現代語訳 学問のすすめ (福澤 諭吉 (著), 斎藤 孝 (翻訳)/筑摩書房)

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毎日聖書と同じように読んでいる。何度読んでも発見があり、学ぶべきところ、気づきがある。日本史上最高の書物だと思う。

自由とわがままの境目というのは、他人の害となることをするかしないかにある。

西洋のことわざにある「愚かな民の上には厳しい政府がある」というのはこのことだ。これは政府が厳しいというより、民が愚かであることから自ら招いたわざわいである。愚かな民の上に厳しい政府があるとするならば、よい民の上にはよい政府がある、という理屈になる。いまこの日本においても、このレベルの人民があるから、このレベルの政府があるのだ。

だから、人民がもし暴力的な政治を避けようとするならば、いますぐ学問に志して、自分の才能や人間性を高め、政府と同等の地位にのぼるようにしなければならない。これが、私のすすめる学問の目的である。

     

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