最高の体調 ACTIVE HEALTH (鈴木祐/クロスメディア・パブリッシング(インプレス))

書籍最高の体調 ACTIVE HEALTH(鈴木祐/クロスメディア・パブリッシング(インプレス))」の表紙画像

購入価格:1386

評価:

この記事は約1分23秒で読めます

本のオビでメンタリストDaiGoがおすすめしているが、逆効果なのではなかろうかと、余計な心配をしながら読み進めた。

それはともかく、すぐに今から実践可能な具体的な知見が詰まっている。結論としては、よくも悪くも『人間は思考に支配されている』ということ。

なぜ自分はそう感じるのか、そしてそう感じることによって何が引き起こされるのか。それを知っておくことは、感情や気分のコントロールには非常な重要なことだと思う。

感情や気分のコントロールが難なくできるようになった暁には、少なくとも、今よりベターな人生が送れるようになっているはずだ。

2004年にロードアイランド大学が行った実験です。研究チームは、有名IT企業で60個の事業部を調べ、収益の高さや顧客の満足度をもとに優秀なチームとダメなチームの違いがどこにあるのかをチェックしました。結果は、研究者にとっても意外なものでした。もっとも収益が高かった事業部のメンバーは、仕事中にポジティブな発言をする割合が、ネガティブな発言の6倍も多かったのです。これはつまり、「来月の利益は最悪だ……」のように不安なコメントの悪影響をひとつ打ち消すためには、「君の意見には大賛成だ」といったポジティブなコメントを6つもぶつけねばならないことを意味します。

ドリンクバーが近いだけでお菓子を食べ過ぎ、入り口に野菜があるだけで健康的な食事の量が増え、食器のサイズを変えるだけで食欲が減る。これらの現象は、すべて「環境」が私たちにおよぼす影響力の大きさを物語っています。かくも人類は、「環境」に弱い生き物なのです。

かつて学生から「人間は何のために生きているのか?」と質問されたアインシュタイン博士は、こともなげに答えました。「他人の役に立つためです。そんなことがわからないんですか?」

     

ブログ一覧

  関連記事

原発はいらない

2022/03/22   政治・社会, 読書記録

コロナや戦争でもはや忘れ去られてしまっていると言っても過言ではない原発問題である ...

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

いかにも分厚い本であるが、ページをめくるごとに発見の連続で、すらすらと読めしまう ...

ワニはいかにして愛を語り合うか

タイトルがよくない。むろん、キャッチーさを狙ったつもりだろうが、おもしろくない。 ...

睡眠こそ最強の解決策である

今さら睡眠について学ぶことも得ることもそうあるものではないだろうと思って手にとっ ...

マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力

つい最近まで、働いてもらっているスタッフやパートナーの気持ちなど考えてもみなかっ ...

当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。

Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited. All Rights Reserved.

Copyright © 2012-2025 Shintaku Tomoni. All Rights Reserved.