新・投資信託にだまされるな! ---買うべき投信、買ってはいけない投信 (竹川 美奈子/ダイヤモンド社)
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素人であればあるほど、どこかに資産運用の秘密があって、それを誰かが知っているものと思ってしまいがちだが、違う。
未来は誰にもわからないのと同じで、地道に自分で考えるしかない。安易に他人に頼るとろくなことがないということを戒めてくれる良書。
リスクはー般に「危険」という意味で使われますが、投資の世界では「期待した平均値からどれくらい離れる可能性があるか」ということを示しています。要は「期待リターンからの変動幅」のことをさします。この場合、どちらの方向に離れるかは関係ありません。期待リターンよりも下にも、上にもブレるのがリスクなのです。その変動幅が大きければハイリスク、変動幅が小さければローリスクということになります。
基準価額というのは投信の価格のことです。基準価額は1万口あたりの価格で表示されるのが一般的です。投信を購入するときには、その日の基準価額はわかりません。というのも、投信はたくさんの株式や債権などに投資しているので、瞬時に基準価額を出すことができないからです。
投信を売っていいのは次の2つのときだけです。1つは、使う時期が来たときです。投信を購入したら、あとは使う時期(たとえば老後資金なら老後)が来るまでは、運用し続けるのが基本です。 (中略) 2つ目はリバランスするときです。投信は日々価格が変動する商品なので、運用していると当初設定した資産配分が崩れてきてしまいます。そこで、数年に1回程度、配分を調整する必要があります。
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