睡眠こそ最強の解決策である (マシュー・ウォーカー (著), 桜田 直美 (翻訳) /SBクリエイティブ)

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今さら睡眠について学ぶことも得ることもそうあるものではないだろうと思って手にとったが、いや、あった。それも山ほど。

睡眠が大切なのは誰でも知っているはずだが、どれくらい大切かという認識が全然足りない。だからこそ人は、何かあれば平気ですぐ睡眠を削る。

ジムに通ったりサプリを買ったりクリームを塗りたくったりに金をかける暇があったら、さっさと寝ろ。これに尽きる。

新しいタイムゾーンにやってくると、あなたの視交叉上核は、1日につき1時間しかずれを直すことができないからだ。だから時差が8時間なら、調整が終わるまでに8日間かかるということになる。そうやってやっとの思いで体内時計の調整をすませたというのに、私は9日後にはサンフランシスコに戻ることになっている。かわいそうな私の体内時計は、今度は8時間遅らせる努力をしなければならないのだ!

北半球では、3月の夏時間に切り替わる日がやって来ると、ほとんどの人が1時間の睡眠を失うことになる。病院の日誌を大量に集めて表にまとめれば(研究者は実際にそれを行った)、夏時間に切り替わった日に心臓発作が激増していることに気づくだろう。そして夏時間が終わるときは、逆の現象が起こる。時計を1時間遅らせ、睡眠時間が1時間増えると、その日の心臓発作は目に見えて少なくなっている。

睡眠時間と感染率はきれいに比例していた。ウイルスにさらされるまでの1週間の睡眠時間が短いほど、感染して風邪をひく確率が高くなる。5時間未満のグループは、感染率は50%にもなった。そして7時間以上のグループはたった18%だ。

     

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