超・美術鑑賞術/お金をめぐる芸術の話 (森村 泰昌/筑摩書房)

購入価格:570円
評価:
この記事は約0分23秒で読めます
まず、なにより森村さんは文章の書き方を心得てるよなあと思う。 あれほどセルフポートレートばかりやっているのだし、決して自己顕示欲が弱いというわけでもないだろう。にも関わらず、わかりやすく書こうとする、素人の読者の側にきちんと降りていっている感じがする。
森村作品はそれほど好きでもないし、シンディシャーマンのほうがいいと思うが、往々にして難解な専門用語のオンパレードとなり、予備知識なしには理解不能な美術界において、彼の文章は稀有な存在ではないだろうか。
- 前の記事
- アートにとって価値とは何か
- 次の記事
- 美術になにが起こったか―1992‐2006
出版社・編集者の皆様へ──商業出版のパートナーを探しています
*本ブログの連載記事「アメリカでホームレスとアートかハンバーガー」は、商業出版を前提に書き下ろしたものです。現在、出版してくださる出版社様を募集しております。ご興味をお持ちの方は、info@tomonishintaku.com までお気軽にご連絡ください。ブログ一覧
-
ブログ「むろん、どこにも行きたくない。」
2007年より開始。実体験に基づくノンフィクション的なエッセイを執筆。不定期更新。
-
英語日記ブログ「Really Diary」
2019年より開始。英語の純粋な日記。呆れるほど普通なので、新宅に興味がない人は読む必要なし。
-
音声ブログ「まだ、死んでない。」
2020年より開始。日々の出来事や、思ったこと感じたことを台本・編集なしで吐露。毎日更新。
関連記事
駆けぬける現代美術 1990-2010
2018/10/30 art book, migrated-from-shintaku.co
1990~2010までの新聞の美術批評がまとめられた本。新聞という限られたスペー ...
ニューヨーク現代美術 1960~1988
2014/03/19 art book, migrated-from-shintaku.co
とりあえず、上部に細々とした時系列の出来事、下部に本編という、上下に分かれた構成 ...