日本の現代アートをみる (高階秀爾/講談社)
購入価格:1000円
評価:
この記事は約1分45秒で読めます
そのまんまであるが、最近のおもしろい作家がわかる。というか、図版がメインで、テキストは少なめなのでたちまち読み終わった。
しかし、絵画の解説とは退屈なものである。なんだろう、背景とか、コンセプトとか、どうでもよい、のだと思う。
そう、今日の朝、突然に思った。
コンセプトはあくまでも本体を強化する補助であって、決して本体とはなり得ない、と。
まず本体が良い。それでこそ初めてコンセプトが力を発揮する。もっと、本体がよければよいほどコンセプトが活きてくる。
もっといい絵を描こう、そう思った。
それはさておき、この本の中で一番よかったのは、小西真奈という作家。アラタニウラノの所属らしいが、とにかくはとてもいい。作品が欲しい。
一見、おもしろくもなんともない普通の絵なのだが、なんかいい。しかし、この「なんか」こそ、絵画のすべてであるような気もする。
- 前の記事
- メディアと芸術 ―デジタル化社会はアートをどう捉えるか
- 次の記事
- 中・高校生のための現代美術入門
ご支援のお願い
もし当ブログになんらかの価値を感じていただけましたら、以下のいずれかの方法でご支援いただけますと幸いです。
Amazonギフト券で支援する
→送信先 info@tomonishintaku.com
ブログ一覧
-
ブログ「むろん、どこにも行きたくない。」
2007年より開始。実体験に基づいたノンフィクション的なエッセイを執筆。アクセス数も途切れず年々微増。不定期更新。
-
英語日記ブログ「Really Diary」
2019年より開始。もともと英語の勉強のために始めたが、今ではすっかり純粋な日記。呆れるほど普通の内容なので、新宅に興味がない人は読んで一切おもしろくない。
-
音声ブログ「まだ、死んでない。」
2020年より開始。ロスのホームレスとのアートプロジェクトでYouTubeに動画をアップしたところ、知人にトークが面白いと言われたことをきっかけにスタート。その後、死ぬまで毎日更新することとし、コンテンツ自体を現代アートとして継続中。
-
読書記録
2011年より開始。過去十年以上、幅広いジャンルの書籍を年間100冊以上読んでおり、読書家であることをアピールするために記録している。各記事は、自分のための備忘録程度の薄い内容。WEB関連の読書は合同会社シンタクのブログで記録中。
関連記事
近代絵画史 ゴヤからモンドリアンまで (下)
2013/09/11 art migrated-from-shintaku.co
妹の夫の父親が本書の著書であるため、もったいなくもご本人から直接いただいたありが ...
ニューヨーク現代美術 1960~1988
2014/03/19 art book, migrated-from-shintaku.co
とりあえず、上部に細々とした時系列の出来事、下部に本編という、上下に分かれた構成 ...