漢字の知恵 (遠藤哲夫/講談社)

購入価格: 不明
評価:
この記事は約1分48秒で読めます
民という漢字は、人の目の中のひとみを取り去った形に針を添えたもので、目に針を突き刺す様子を示している。
これは征服された囚人などが、盲目にされ奴隷にされたことによる。だから「眠」は、目がみえなくなって「ねむる」意味なのである。
そんなような漢字の意味が次から次へ出てくる本なのだが、なぜだかどうも読みにくい。読みはじめてから2~3カ月は経ってるような気がする。
が、部分的にはおもしろいというか勉強になったとこもあった。たとえば、
「士(おとこ)は己を知る者の為に死し、女は己を説ぶ(よろこぶ)者の為に容(かたち)づくる」
これは、男は自分を理解してくれる人のためには生命を投げ出して尽力し、女は自分を愛してくれる人のために心をこめて化粧する、という意味らしい。
結局、そんなもんかなあ、なんて思う。
愛すことにかけては女性こそ専門家であり、男は永遠に素人である。
と言ったのは三島由紀夫。
やっぱそんなもんかなあと、思う。
- 前の記事
- おかねの話
- 次の記事
- 私は女性にしか期待しない
出版社・編集者の皆様へ──商業出版のパートナーを探しています
*本ブログの連載記事「アメリカでホームレスとアートかハンバーガー」は、商業出版を前提に書き下ろしたものです。現在、出版してくださる出版社様を募集しております。ご興味をお持ちの方は、info@tomonishintaku.com までお気軽にご連絡ください。ブログ一覧
-
ブログ「むろん、どこにも行きたくない。」
2007年より開始。実体験に基づくノンフィクション的なエッセイを執筆。不定期更新。
-
英語日記ブログ「Really Diary」
2019年より開始。英語の純粋な日記。呆れるほど普通なので、新宅に興味がない人は読む必要なし。
-
音声ブログ「まだ、死んでない。」
2020年より開始。日々の出来事や、思ったこと感じたことを台本・編集なしで吐露。毎日更新。
関連記事
仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える
2017/07/16 book-review book, migrated-from-shintaku.co
いかにもなちゃらい新書らしいタイトルだが、しかし中身は読み応えも考え応えも十分。 ...
少女
2016/10/27 book-review book, migrated-from-shintaku.co
映画を先に見たが、小説も含めまったく楽しめなかった。なんというか、感情移入も没入 ...
中国の故事・ことわざ
2013/02/26 book-review migrated-from-shintaku.co
Hiroshi Watanabe(@Hiroshi99857672)さんの以下ツ ...
ボスだけを見る欧米人 みんなの顔まで見る日本人
2014/09/15 book-review book, migrated-from-shintaku.co
タイトルからするとごく軽い、大衆ウケを狙った新書のようだが、内容は意外なほど重み ...