漢字の知恵 (遠藤哲夫/講談社)

書籍漢字の知恵(遠藤哲夫/講談社)」の表紙画像

購入価格: 不明

評価:

この記事は約1分48秒で読めます

民という漢字は、人の目の中のひとみを取り去った形に針を添えたもので、目に針を突き刺す様子を示している。

これは征服された囚人などが、盲目にされ奴隷にされたことによる。だから「眠」は、目がみえなくなって「ねむる」意味なのである。

そんなような漢字の意味が次から次へ出てくる本なのだが、なぜだかどうも読みにくい。読みはじめてから2~3カ月は経ってるような気がする。

が、部分的にはおもしろいというか勉強になったとこもあった。たとえば、

「士(おとこ)は己を知る者の為に死し、女は己を説ぶ(よろこぶ)者の為に容(かたち)づくる」

これは、男は自分を理解してくれる人のためには生命を投げ出して尽力し、女は自分を愛してくれる人のために心をこめて化粧する、という意味らしい。

結局、そんなもんかなあ、なんて思う。

愛すことにかけては女性こそ専門家であり、男は永遠に素人である。

と言ったのは三島由紀夫。

やっぱそんなもんかなあと、思う。

ご支援のお願い

もし当ブログになんらかの価値を感じていただけましたら、以下のいずれかの方法でご支援いただけますと幸いです。

Amazonギフト券で支援する
→送信先 info@tomonishintaku.com

Amazonほしい物リストで支援する

PayPalで支援する(手数料の関係で300円~)

     

ブログ一覧

  • ブログ「むろん、どこにも行きたくない。」

    2007年より開始。実体験に基づいたノンフィクション的なエッセイを執筆。アクセス数も途切れず年々微増。不定期更新。

  • 英語日記ブログ「Really Diary」

    2019年より開始。もともと英語の勉強のために始めたが、今ではすっかり純粋な日記。呆れるほど普通の内容なので、新宅に興味がない人は読んで一切おもしろくない。

  • 音声ブログ「まだ、死んでない。」

    2020年より開始。ロスのホームレスとのアートプロジェクトでYouTubeに動画をアップしたところ、知人にトークが面白いと言われたことをきっかけにスタート。その後、死ぬまで毎日更新することとし、コンテンツ自体を現代アートとして継続中。

  • 読書記録

    2011年より開始。過去十年以上、幅広いジャンルの書籍を年間100冊以上読んでおり、読書家であることをアピールするために記録している。各記事は、自分のための備忘録程度の薄い内容。WEB関連の読書は合同会社シンタクのブログで記録中。

  関連記事

新版 少年非行の社会学

狂気、逸脱、犯罪、というようなものに興味があるので、最近はそんな本を読んでいる。 ...

「道徳」という土なくして「経済」の花は咲かず

著者が言いたいことはひとつのような気がする。 日本の道徳は素晴らしい。だけど世界 ...

コロナが加速する格差消費 分断される階層の真実

コロナによって世界がひっくり返ったという気はしない。むしろ前からずっとそうだった ...

先祖の話

興味深い本やった。

原爆文学選―戦後70年の今、改めて読んでみたい作品群 響林社文庫

戦争にからんだ作品を発表するにあたり、一種の良心から読んでおいた。とりあえず濃厚 ...

当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。

Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited. All Rights Reserved.

Copyright © 2012-2024 Shintaku Tomoni. All Rights Reserved.