日本のシンガポール占領―証言=「昭南島」の三年半 (リー・ギョク・ボイ (著), シンガポールヘリテージソサエティ (編集), 越田稜 (翻訳), 新田準 (翻訳)/凱風社)

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私が今読むべき、マストな本だった。日本からシンガポール、そしてアジアにとってのヒロシマと繋がり、目眩がするような視界が開けた。

『日本の二都市に原爆が投下された時、その状況を密かにラジオで傍受したシンガポールの市民が手を叩いて喜んだという。』

幼少より長らく原爆の悲惨をこそ聞いて育った私からすると、この記述はこの世界の二面性をえぐり出していてこの上ない。 とりあえず、来年はこのテーマで個展やろうと思う。

     

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