影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか (ロバート・B・チャルディーニ (著), 社会行動研究会 (翻訳)/誠信書房)

書籍影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか(ロバート・B・チャルディーニ (著), 社会行動研究会 (翻訳)/誠信書房)」の表紙画像

購入価格: 人にもらった(0円)

評価:

この記事は約1分17秒で読めます

いかにも分厚い本であるが、ページをめくるごとに発見の連続で、すらすらと読めしまう。

日常生活にある無数の決断を、ふつう、我々は「自分自身が冷静に考えてそう判断した」と思っているが、それは妄想にも近いものであることを思い知る。

自分の決断に影響を与えているものの正体を学ぶことは、人生それ自体を左右する必須の知識だろうと思う。

みんなが同じように考えているときは、誰も深く考えていないときである。
ウォルター・リップマン

地元チームの勝利の後、ファンはしょっちゅう一群となってテレビカメラの前に殺到し、人差指を高く突きあげて「俺たちはナンバー・ワン! 俺たちはナンバー・ワン!」と叫びます。その叫びは「彼らがナンバー・ワン」というのでも、また「俺たちの(our)チームがナンバー・ワン」というのでもない点に注目してください。使われる代名詞は「俺たちは(we)」であって、これを使うことによって、チームと自分とのつながりをできる限り緊密にしようとしているのです。

人類に広く共有され、しっかりと根付いているこの恩返しの気持ちは、人間社会の進化に非常に大きく貢献してきました。これによって、人は食料や労力、世話といったものを他者へ与えても、それが決して無駄にはならないと確信できるようになったのです。人類の進化の歴史において初めさまざまな資源を形の上では無償で与えたとしても、本当に無償で提供するわけではなくなったのです。その結果、取引という、まず誰かが自分の個人的な資源をほかの人に与えることから始めなければならない行為に対して、誰しも当然抱くであろう心理的抵抗感が減りました。

     

ブログ一覧

  関連記事

広島のにおいと月例報告

2013/03/01   エッセイ, 日常

2月が終わった。3月になった。3月と言えばもちろんわたくしの誕生日である。3月2 ...

この全体の中では眠りと同じ

2008/04/30   エッセイ

もう春ですね。今から夏を想像してうんざりしてしまいます。と同時に去年の夏は何をし ...

偶然に生まれて絶対に死ぬ

2010/04/28   エッセイ

ベーコンスタイルで絵を描いている。つまり写真を見ながら描いている。 なので、いつ ...

寝て見るほうの夢の話

2008/11/24   エッセイ

いま住んでいる向ヶ丘遊園あたりに父と母が飲食店を出すことになった。おもに学生をタ ...

何も付きまとわない

2008/10/03   エッセイ

あーあれから一年か、と懐かしい。何から一年かは書かないが、とにかくはあれから一年 ...

当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。

Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited. All Rights Reserved.

Copyright © 2012-2026 Shintaku Tomoni. All Rights Reserved.