石油がわかれば世界が読める (瀬川 幸一編/朝日新聞出版)

書籍石油がわかれば世界が読める(瀬川 幸一編/朝日新聞出版)」の表紙画像

購入価格: 不明

評価:

この記事は約2分55秒で読めます

何かの本で、何十ヶ国語を操る方が「すべての言語は擬態語である」と言っていたのを思い出す。

確かに、その言葉の意味はわからなくとも、すべての言語はそのものにふさわしい字面や音を持っているものだ。

たとえば日本語の「殺す」も英語の「kill」も、そしてドイツ語の「toeten(テーテン/殺す)」も、そこはかとないおだやかならぬ印象がある。

それはともかく本書は昭和39年発行と、あまりにも古い。それで以下のようなくだりが出てきてハテナとなる(下線は筆者)。

『一つてまえの駅で降りてNHKの「私と語学講座」に出た山崎ミドリさんは、一時オランダ系の会社に勤めていたBGです。』

調べてみれば「ビジネスガール」の略らしいが、売春婦の意味にもとられることから放送禁止用語となったらしい。
参照: https://ja.wikipedia.org/wiki/OL

母音のあとの子音が一つだけなら、その母音を長くしなさい。
母音のあとの子音が二つ以上なら、その母音を短くしなさい。
山へ行くと、ヒュッテというのがよくあるでしょう。あれは、Hütte というつづりのドイツ語なんです。「ヒューッテ」とならない点に注意してください。u のつぎに二つ子音があるからです。英語ならば hut にあたります。ところが英語と同じつづりで Hut となると、「フート」と発音して、「帽子」のことです。英語の hat ですね。小屋ではなくて帽子なんですから、思わずハッとします。「フット」でなくて「フート」と伸びるわけはもうおわかりでしょう。u のつぎに、子音が一つしかないからです。

ギリシア語のような古いことばには、単数と複数のほかに、双数というものがありました。たとえば目や耳や、手足などは二つずつそろっているので、特別扱いにしたのです。ドイツ語には単数と複数しかありません。

ドイツでトイレにでかけますと、ドアに DAMEN (ダーメン)とか、HERREN (ヘレン) (中略) die Herren (ディー ヘレン)は der Herr (ディー ヘア)(紳士)の複数です。なかには、ER(かれ)、Sie (彼女)、などと気どって書いているものもあります。イタリアのカプリ島では、アダムとイヴという、ひどく文学的なのも見ました。ドイツにはまた、ゼロ号室 Nummer Null (ヌンマー ヌル)というのもあります。ゼロ = ゼロ (00)のように、重ねて書いてあることもあります。

ご支援のお願い

もし当ブログになんらかの価値を感じていただけましたら、以下のいずれかの方法でご支援いただけますと幸いです。

Amazonギフト券で支援する
→送信先 info@tomonishintaku.com

Amazonほしい物リストで支援する

PayPalで支援する(手数料の関係で300円~)

     

ブログ一覧

  • ブログ「むろん、どこにも行きたくない。」

    2007年より開始。実体験に基づいたノンフィクション的なエッセイを執筆。アクセス数も途切れず年々微増。不定期更新。

  • 英語日記ブログ「Really Diary」

    2019年より開始。もともと英語の勉強のために始めたが、今ではすっかり純粋な日記。呆れるほど普通の内容なので、新宅に興味がない人は読んでも一切おもしろくない。

  • 音声ブログ「まだ、死んでない。」

    2020年より開始。日々の出来事や、思ったこと感じたことをとりとめもなく吐露。死ぬまで毎日更新することとし、コンテンツ自体を現代アートとして継続中。

  関連記事

害虫の誕生—虫からみた日本史

タイトルにある人間魚雷の話はほとんど出てこない(それを知りたくて購入したのだが) ...

「賭け」と宗教―あきらめ哲学とデタラメ精神

ギャンブルをやる人はどうも程度が低い人と断じられてしまう昨今であるが、敬愛するド ...

居酒屋ほろ酔い考現学

居酒屋のゆるーい話かと思いきや、さりげなく社会の格差問題などに深く言及したりして ...

英語と日本軍 知られざる外国語教育史

日本人にある外人コンプレックスは、そのまま英語コンプレックスである。英語さえでき ...

オランダ語のしくみ

5年後にはオランダで永住権を得るために必要な市民化プログラムの試験を受けるつもり ...