お笑い北朝鮮 (伊藤輝夫/コスモの本)

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先日読了の「韓国のイメージ」に紹介されていて、タイトルにインパクトにやられてAmazonで注文した本。

Amazonでの評価はやたら高かったのだが、そんなにいい内容かな、という、気がする。

そう感じてしまうのはたぶん、Amazonでの評価コメントでも書かれていたが、この本が出版されたのは1993年で、まだ拉致問題が明るみに出ていなかった時代。それに、日本にミサイルを打ってくるようなこともまだなかった時代。

だからこそおかしな国だなと呑気に笑えたのだが、今となっては笑えない、と。

でまあ、作者の伊藤輝夫ことテリー伊藤いわく、北朝鮮とは「男が好きな女を部屋に閉じ込めて、どうだ、俺が一番だろう、といい続けている状態」だと。

金正日も死んでしまったが、生前、国民への教育=洗脳としての、金正日を讃える物語の数々は半端ではない。

金正日初期はある日、大同江(テドン、都心を南北に走る大きな川)でダイナマイトを仕掛けていて魚を採っている光景を見て、「これでは人民がびっくりしてしまう」とつぶやいた。

書記は父の金日成主席にこのことを話し、それから大同江で爆薬による漁獲は禁止された。

魚をダイナマイトで採れなくなった人民も、金正日書記の優しい心に言葉もなく、ここでも感涙にむせび泣くのだった……。

マンセー、マンセー。

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