反アート入門 (椹木野衣/幻冬舎)

書籍反アート入門(椹木野衣/幻冬舎)」の表紙画像

購入価格: 不明

評価:

この記事は約0分26秒で読めます

入門とあるが、この内容をふだん芸術と縁遠い人間がどれだけ理解できるのかは疑問。やはりアートとは、それ自体がどうにも特殊で、著者に影響されるがまま言えば、「みんなに愛されるアート」というようなものはアートとは呼べない(または巧妙にアートを装っているが、似て非なるもの)のだと思う。しかし、少しでも芸術をかじったことがあれば、これほど芸術のエキサイティングを啓発してくれる本もない気がする。

そんなわけで万人におすすめはしないが、ぼく自信は大満足。やはり芸術は最高におもしろいし、人生をかけるに値すると思える。

記事カテゴリー: art
前の記事
パレスチナ紛争史
次の記事
言葉の常備薬
     

ブログ一覧

  関連記事

アートの価値 マネー、パワー、ビューティー

Amazonで安めだったので買ってみたら、ごく最近の新しい本だった。 アートは現 ...

ラッセンとは何だったのか? ─消費とアートを越えた「先」

Amazonの配送事故で、止むを得ず書店にて新品で購入。読む時間が三日しかなかっ ...

現代絵画の再生

今まで読んだ絵画論的な本の中で一番よいと思う。正直、個人的な好き嫌いの範疇を出て ...

現代アートの巨匠

日本人にはトイレがない生活など考えられない。とはいえ、世界にはいまだトイレがない ...

アメリカの現代写真

心理療法家としての実体験をもとにしており、下手なホラーなんかよりよっぽど怖いスト ...

当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。

Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited. All Rights Reserved.

Copyright © 2012-2025 Shintaku Tomoni. All Rights Reserved.