アメリカの歴史―テーマで読む多文化社会の夢と現実 (有賀 夏紀 (編集), 油井 大三郎 (編集)/有斐閣)

書籍アメリカの歴史―テーマで読む多文化社会の夢と現実(有賀 夏紀 (編集), 油井 大三郎 (編集)/有斐閣)」の表紙画像

購入価格:495

評価:

この記事は約1分36秒で読めます

教科書としても使われているらしく、全体として固い。しかし内容もまた手堅い。「おおスザンナ」の作曲家フォスターは南部には一度も行ったことがないのに、ルイジアナやケンタッキーの風景をノスタルジックに歌ったということなど、豆知識としても。

以下の「雇われること、自立すること」という章の導入文など、考えさせられる部分も多い。

『19世紀の資本主義発展は、「階級のない社会」という理念を切り崩し、他人に雇われて働かなければ飢えてしまう人々を生み出していった。この理念と現実との両立を図ったのが成功倫理である。アメリカは「機会の国」であり、貧しさは努力をすれば逃れられる一時的な状態である。また、誰もが平等な社会とは誰も重要ではない社会でもあり、アメリカでは成功し富を獲得し、人から尊敬されることがとくに重要になる』

     

ブログ一覧

  関連記事

反知性主義: アメリカが生んだ「熱病」の正体

今月の読書会の課題本。非常におもしろかった。特にビリーサンデーという人物には、並 ...

蟹工船・党生活者

予想以上におもしろかった。 小説は滅多に読まないのだが——ぼくが読書に求めている ...

2012年1月1日~2012年3月28日までの読書記録

16.【アート:“芸術”が終わった後の“アート”】松井みどり/朝日出版社(201 ...

英語の質問箱―そこが知りたい100のQ&A

最近めっきり読書量が減っている、わけではなく、ひたすら英語関連書籍を乱読及び、暗 ...

『新約聖書』の「たとえ」を解く

文字通りにしか受け取れていなかったイエスのたとえ話が立体的に立ち上がってくる感じ ...

当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。

Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited. All Rights Reserved.

Copyright © 2012-2026 Shintaku Tomoni. All Rights Reserved.