リスク〈上・下〉―神々への反逆 (ピーター バーンスタイン (著), Peter L. Bernstein (原著), 青山 護 (翻訳)/日本経済新聞出版)

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投資信託を始めて以来、投資関係の本を読み漁っていて出会った本。

株の値動きに限らず、晴れるかどうか、雷に打たれるかどうか、つまり人類にとってリスクとは何かを、歴史的あるいは哲学的にダイナミックな展開を見せてくれる。

しかし結局、人間っていろいろがんばって考えてきたけれども、明日のことは誰にもわからない、一寸先は闇、という凡庸な結論に落ち着いてしまう。

リスク管理の本質は、ある程度結果を制御できる領域を最大化する一方で、結果に対して全く制御が及ばす、結果と原因の関係が定かでない領域を最小化することにある。

「平均すれば」というのは非常に馴染みのある表現だ。しかし平均をどれだけ信頼できるだろうか。判断のベースとなるサンプルがどれだけ全体を代表しているだろうか。一体、「標準」というのは何だろうか。統計学者は、足をオーブンに入れ、頭を冷蔵庫に突っ込んだ人を例にとって冗談を言う。この例に挙げられた人物は「平均すれば」至極快適なはずである。

人間が快感を得る仕組みの最も重要で大きな特徴は、人々はプラスの刺激よりもマイナスの刺激に対してずっと敏感である、ということである。……あなたが今日、どの程度良い気分かを考え、そしてどれくらいもっと良い気分になりうるかを想像してみるとよい。……あなたの気分をより良くしてくれるものはいくつかあるだろうが、今の気分を害するものの数は無限大である。

     

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