ニューヨーク現代美術 1960~1988 (近藤 竜男/新潮社)

書籍ニューヨーク現代美術 1960~1988(近藤 竜男/新潮社)」の表紙画像

購入価格:443

評価:

この記事は約0分27秒で読めます

とりあえず、上部に細々とした時系列の出来事、下部に本編という、上下に分かれた構成が非常に読みにくい。内容は悪くないのに疲れる。

三木富雄の耳の作品が一流ギャラリストに声をかけられたのに、三木は耳の次の新作で個展をやりたいと主張した。しかし、ギャラリストは耳の作品でしか個展を開く気がなく、後に三木が、失策だったと気づいて耳でやろうとした時にはギャラリストはそっぽを向いていて、もう遅かった、という話はとても興味深かった。

しかし、だいたいの作家なんてのは、ギャラリスト、キュレーターの言いなりっていう現実もある。

記事カテゴリー: art

ご支援のお願い

もし当ブログになんらかの価値を感じていただけましたら、以下のいずれかの方法でご支援いただけますと幸いです。

Amazonギフト券で支援する
→送信先 info@tomonishintaku.com

Amazonほしい物リストで支援する

PayPalで支援する(手数料の関係で300円~)

     

ブログ一覧

  • ブログ「むろん、どこにも行きたくない。」

    2007年より開始。実体験に基づいたノンフィクション的なエッセイを執筆。アクセス数も途切れず年々微増。不定期更新。

  • 英語日記ブログ「Really Diary」

    2019年より開始。もともと英語の勉強のために始めたが、今ではすっかり純粋な日記。呆れるほど普通の内容なので、新宅に興味がない人は読んで一切おもしろくない。

  • 音声ブログ「まだ、死んでない。」

    2020年より開始。ロスのホームレスとのアートプロジェクトでYouTubeに動画をアップしたところ、知人にトークが面白いと言われたことをきっかけにスタート。その後、死ぬまで毎日更新することとし、コンテンツ自体を現代アートとして継続中。

  • 読書記録

    2011年より開始。過去十年以上、幅広いジャンルの書籍を年間100冊以上読んでおり、読書家であることをアピールするために記録している。各記事は、自分のための備忘録程度の薄い内容。WEB関連の読書は合同会社シンタクのブログで記録中。

  関連記事

千利休—無言の前衛

ハイレッドセンターとしての赤瀬川さんくらいしか知らないのだが、なんだか漠然と赤瀬 ...

サウンド・エシックス—これからの「音楽文化論」入門

しっかり読んでおきながら言うのもあれだが、個人的には、お手軽なものは教養ではない ...

色彩がわかれば絵画がわかる

色彩感覚がないので、意識して、計算して色を使わないとならないと思う私である。いま ...

赤瀬川原平の名画読本—鑑賞のポイントはどこか

下手な幸福論より、よほど人間の幸・不幸のなんたるかについて考えさせられるものがあ ...

観光アート

内容=著者の個人的な熱い主張5割、全国美術館ガイド5割。 そういう本である。観光 ...