死刑囚の記録 (加賀 乙彦/中央公論新社)

購入価格: 不明
評価:
この記事は約0分26秒で読めます
今年一番、いや、いままで読んだ本の中でトップ10には入る良本。 単なる死刑囚にまつわるゴシップではなく、死刑囚の心理を通じて、人間にとっての死とは何かが浮き彫りにさせられている。
【多くの死刑囚は、短歌、俳句、執筆、読書、おしゃべりと忙しく日々を過ごしている。ぼんやりとして無為に日を送る者はわずかでたる。彼らは、残り少ない人生を、大急ぎで有効に使おうと精出しているようである。〜中略〜“濃縮された時間”を生きているのだ。】
精神の上だけは、死刑囚のように生きたいと思う。この本は捨てない!永久保存である。
- 前の記事
- ニューヨーク現代美術 1960~1988
- 次の記事
- 学力幻想
出版社・編集者の皆様へ──商業出版のパートナーを探しています
*本ブログの連載記事「アメリカでホームレスとアートかハンバーガー」は、商業出版を前提に書き下ろしたものです。現在、出版してくださる出版社様を募集しております。ご興味をお持ちの方は、info@tomonishintaku.com までお気軽にご連絡ください。ブログ一覧
-
ブログ「むろん、どこにも行きたくない。」
2007年より開始。実体験に基づくノンフィクション的なエッセイを執筆。不定期更新。
-
英語日記ブログ「Really Diary」
2019年より開始。英語の純粋な日記。呆れるほど普通なので、新宅に興味がない人は読む必要なし。
-
音声ブログ「まだ、死んでない。」
2020年より開始。日々の出来事や、思ったこと感じたことを台本・編集なしで吐露。毎日更新。
関連記事
すばらしい新世界〔新訳版〕
2021/06/26 book-review book, migrated-from-shintaku.co
老いることも死の恐怖もない。胸糞の悪い、嫌なことがあった時は、二日酔いのような不 ...
ヘンゼルとグレーテル―グリム童話
2015/04/08 book-review book, migrated-from-shintaku.co
思案中の作品プランの考察のためにAmazonで購入。あらためて読むと感じるところ ...
これからの世界をつくる仲間たちへ
2018/08/26 book-review book, migrated-from-shintaku.co
初めてこの方の著書を読んだが、なるほど、面白い。今後のヒントになることが多々あっ ...
移民 棄民 遺民 国と国の境界線に立つ人々
2020/04/08 book-review migrated-from-shintaku.co
自分が何人か自明でない人々の物語。『難民二世=かわいそう、台湾=親日国家など紋切 ...
ソロエコノミーの襲来
2020/06/07 book-review book, migrated-from-shintaku.co
雑に言えば、いわゆる「おひりとりさま」を「ソロ」に言い換えて、いろいろ論理的に展 ...