世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 (山口 周/光文社)

書籍世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」(山口 周/光文社)」の表紙画像

購入価格:820

評価:

この記事は約0分26秒で読めます

書籍名に胡散臭さを感じなくもないが、内容は実にまともで有益であった。ざっくりまとめれば、ネットなどの発達により、純粋な知識の価値が低下している。また、一般的に重要とされる説明可能な数字に基づく論理的な分析・戦略では、ある程度スキルのある人たちが導き出す解が似通ってしまう。だからこそ「アート的な」発想、感覚が重要になるのだ、と。ある大企業社長などは、MBA保持者なんかを雇うより、詩人を雇うべきだ!とも。いやあんた、それはちょっと短略的に過ぎるだろと。そんな都合よく立ち振る舞っちゃくれないのが芸術家だからさ。

     

ブログ一覧

  関連記事

ボスだけを見る欧米人 みんなの顔まで見る日本人

タイトルからするとごく軽い、大衆ウケを狙った新書のようだが、内容は意外なほど重み ...

ぐうたら交友録

なにも考えたくなくなった時に、どうぞ。

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

読了、というより昨年末からしこしこと毎日取り組んでおる。語学はトレーニング、かの ...

結婚論

達人という言葉にはどこか職人的なイメージがある。しかし「サービス」という無形のも ...

人間の中のX

いまさらだが、遠藤周作は文章がうまい。そんなことぼくに言われなくたってあたり前な ...

当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。

Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited. All Rights Reserved.

Copyright © 2012-2025 Shintaku Tomoni. All Rights Reserved.