和紙千年 (高田 宏/東京書籍)

購入価格:573円
評価:
この記事は約0分27秒で読めます
次回個展では和紙を使う予定なので、まずは知識を入れとかねばと買った本。が、ぼくが求めていたような情報はあまり書かれていなかったが、まあ、読んどいてよかったかな、という感じ。
【組織集団で作り出すものには、自分で作る喜びが喪われている。たとえば、瀬戸大橋が完成したとき、工事にたずさわった人たちの喜びの声を見たけれども、あの喜びはどうしたって間接的だ。おれがあの橋を作った、と言ったところで、それは比喩に近い表現だ。】
これは実に鋭い指摘。いつか「地図に残る仕事」というキャッチコピーの建設会社の広告があったが、
- 前の記事
- 日本絵画のあそび
- 次の記事
- 超情報化社会におけるサバイバル術 「いいひと」戦略
ご支援のお願い
もし当ブログになんらかの価値を感じていただけましたら、以下のいずれかの方法でご支援いただけますと幸いです。
Amazonギフト券で支援する
→送信先 info@tomonishintaku.com
ブログ一覧
-
ブログ「むろん、どこにも行きたくない。」
2007年より開始。実体験に基づいたノンフィクション的なエッセイを執筆。アクセス数も途切れず年々微増。不定期更新。
-
英語日記ブログ「Really Diary」
2019年より開始。もともと英語の勉強のために始めたが、今ではすっかり純粋な日記。呆れるほど普通の内容なので、新宅に興味がない人は読んで一切おもしろくない。
-
音声ブログ「まだ、死んでない。」
2020年より開始。ロスのホームレスとのアートプロジェクトでYouTubeに動画をアップしたところ、知人にトークが面白いと言われたことをきっかけにスタート。その後、死ぬまで毎日更新することとし、コンテンツ自体を現代アートとして継続中。
関連記事
居酒屋ほろ酔い考現学
2014/06/11 book-review book, migrated-from-shintaku.co
居酒屋のゆるーい話かと思いきや、さりげなく社会の格差問題などに深く言及したりして ...
キャッチフレーズの戦後史
2012/06/18 book-review migrated-from-shintaku.co
すばらしい本。なにかしらの歴史教育の現場など、子供にも興味を持ってもらえる切り口 ...
ポストコロニアリズム
2013/10/18 book-review migrated-from-shintaku.co
奴隷制と聞くと遠い過去のことのように考えてしまうが、現在も途切れず連綿と続いてい ...
子ども兵の戦争
2014/10/22 book-review book, migrated-from-shintaku.co
はじめの方は非常に興味深く読んだが、後半では完全に飽きた。 【人類の歴史のほとん ...