デジカメに1000万画素はいらない (たくきよしみつ/講談社現代新書)

書籍デジカメに1000万画素はいらない(たくきよしみつ/講談社現代新書)」の表紙画像

購入価格:880

評価:

この記事は約1分40秒で読めます

2015年あたりに購入したデジカメを買い替えようと考えていたが、なんとなく疑問に感じていたところに本書を見つけ、手にとった。

最近は2000万画素、3000万画素と、とかく画素数競争が加熱しているが、それが実は写真のクオリティにはなんらのメリットもなく、むしろ構造に無理が生じるデメリットでしかないこと素人でも解るように書かれている。

結局カメラで一番大事なのは、今も昔もレンズなのだという結論に達した私は、デジカメの本体はそのままに、新たにレンズを購入するという選択に至った次第である。

テクノロジーが日進月歩にで発達を続け、AIも実用的な意味で台頭してきた現代においてもなお、誰でもシャッターを押せばプロ並みに撮れるというカメラはないのだということがわかっただけでも儲けものである。永遠に、どんな分野でも、プロフェッショナルは存在し続けるに違いない。

     

ブログ一覧

  関連記事

旅に出よう――世界にはいろんな生き方があふれてる

たまに「日本で絶望して自殺するくらいならインドでも行ったほうがいい」なんて乱暴な ...

性と欲望の中国

山奥でラブドールと暮らす老人の話が実に奇妙。わしは愛好家だが、それを実用的には「 ...

すばらしい新世界〔新訳版〕

老いることも死の恐怖もない。胸糞の悪い、嫌なことがあった時は、二日酔いのような不 ...

天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々

アインシュタイン、デカルト、モーツァルトと、名だたる天才たちの日常生活が100人 ...

当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。

Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited. All Rights Reserved.

Copyright © 2012-2025 Shintaku Tomoni. All Rights Reserved.