窮地にいるエンジニアは、ズルい処世術で困難を突破する (佐々木康介/まんがびと)

書籍窮地にいるエンジニアは、ズルい処世術で困難を突破する(佐々木康介/まんがびと)」の表紙画像

購入価格:650

評価:

この記事は約2分34秒で読めます

「ズルい」という言葉にはギョッとさせられるが、しかし、ズルくない人はこの世にはいない。あの世にならいるかもしれない。とまれ、本書で語られている「ズルさ」とは処世術のことである。

嘘も方便という

人生をいかに生くべきかと言えば、使い古されたこの言葉に尽きるのではなかろうか。たとえば「できない」というのではなく、「これならできます」という代替案を出す。これを方便という。誰も傷つかないし、怒らない。しかしよく考えてみれば、話のすり替え、ごまかしではないか。そんなこと聞いてないと言われたらおしまいである。

今日の晩御飯はハンバーグにはできないけれど、豆腐ステーキならできる。家庭ならそれでよいが、お店だったら客は怒って帰る。

リソースが足りないのに要求ばかりが増えていく「この課題を今月中に対応してくれ」「顧客要望があって、並行して対応して欲しい」「顧客満足度向上のために、もっと品質を上げたい」「全部最優先だ」

全部最優先なんてのたまう人間は、私は無能だと宣言しているようなものである。あなたがの存在する必要がない。事故が起こり怪我人が複数出ている。どう救助を進めるか? 全員優先だ! 助かるものも助からない。

できないことはできない

残業しなければできない仕事は、できない仕事である。この当たり前の原則を、なぜか日本人は無視して、ないがしろにする。人的資源とは、牛丼屋の白米や牛肉のように、限りある資源である。使い切れば追加で仕入れるか、さもなくば店じまいするしかない。なぜ人的資源だけ勝手に増えると思うのか。おまえは魔法使いか。

深刻になるべからず

この世において、本当に重要な仕事というのは1%もない。大銀行の基幹システムが止まったからと言って、死ぬわけではない。それが100%あなたのミスだとしても、せいぜいクビになるだけである。何もかも、たいしたことではない。

近代以降の仕事の99%はなければならない仕事ではなくあったらいいいなのための仕事でしかない。肩の力を抜こう。お上の気まぐれに、クソ真面目に受け答えするのはもうやめよう。適当にあしらって、さっさと帰って酒でも飲もう。

ご支援のお願い

もし当ブログになんらかの価値を感じていただけましたら、以下のいずれかの方法でご支援いただけますと幸いです。

Amazonギフト券で支援する
→送信先 info@tomonishintaku.com

Amazonほしい物リストで支援する

PayPalで支援する(手数料の関係で300円~)

     

ブログ一覧

  • ブログ「むろん、どこにも行きたくない。」

    2007年より開始。実体験に基づいたノンフィクション的なエッセイを執筆。アクセス数も途切れず年々微増。不定期更新。

  • 英語日記ブログ「Really Diary」

    2019年より開始。もともと英語の勉強のために始めたが、今ではすっかり純粋な日記。呆れるほど普通の内容なので、新宅に興味がない人は読んでも一切おもしろくない。

  • 音声ブログ「まだ、死んでない。」

    2020年より開始。日々の出来事や、思ったこと感じたことをとりとめもなく吐露。死ぬまで毎日更新することとし、コンテンツ自体を現代アートとして継続中。

  関連記事

子どもがひとりで遊べない国、アメリカ―安全・安心パニック時代のアメリカ子育て事情

毎日子供を送り迎えしている上司のことを、最初、教育熱心だと思っていたが、よく聞け ...

ニュー・アース

占いの延長線上にあるようなスピリチュアルの本と言えばそれまでだが、もっと深い部分 ...

原爆文学選―戦後70年の今、改めて読んでみたい作品群 響林社文庫

戦争にからんだ作品を発表するにあたり、一種の良心から読んでおいた。とりあえず濃厚 ...

しぐさから読みとく 日本人の不思議

1960年発行の古書であるが、内容はむしろ斬新である。この著者はとにかく目の付け ...