同時通訳者が教える ビジネスパーソンの英単語帳 エッセンシャル (関谷 英里子/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

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文法を学び、自在に構文を組み立てることができるようになっても、限界がある。言葉はもっと豊かで複雑で奥深い。

その表現は伝わらない以前に失礼

I'm fineが失礼になる場合もあるというのは、単語と文法を百年学んでも気がつけないだろうと思う。How are you? と聞かれ、それだけ言うと「ほっといてくれよ!」という意味になるのだ。I'm fine thank you, and you? まで端折らず言わなければならない。そのような表現が本書には詰まっている。

Bad: He made a claim to the Maker.
彼はつくる人に権利を主張した。
→特にMakerとMが大文字の場合、「彼は創造主(神)に権利を主張した」とも解釈されてしまいます……。仕事をしていてこんなこと言われたらびっくりです!

Good: He made complaints to the manufacturer.
彼はメーカーにクレームをつけた。 →「メーカー」は英語ではmakerではありません! 一般的にはmanufacturerです。注意しましょう。

言葉は文化

表現にはそれぞれの国や民族の文化が分かちがたく絡みついている。メーカーが創造主と言われて、すんなり腑に落ちる日本人は多くないだろう。メーカーを日本語に訳すと製造業者、モノを作る人、創造する人、いくら連想を広げても、日本人の発想では神が出てこない。我々は世界は神が作ったものとは考えないからだ。

Bad: We demand you send the products as soon as possible.
さっさと商品を送ってこいって言ってんだよ! →単純に和訳すれば「なるべく早く商品を送るように我々は要求します」ですが、実際は上記のように受け取られます!

Good: We’d like you to send the products by the end of the month.
今月の終わりまでに商品を送ってください。

最初に学ぶべきは禁忌

とかく外国語の習得には、積極的にアクションを起こすこと、ブロークンでもなんでも話すことが重要だと言われる。だが、どこの国にもタブーというものがある。いくら初学者でも、大目に見てもらえない領域があることだけは知っておいた方がいい。

     

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