奇人と異才の中国史 (井波律子/岩波書店)

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魯迅や孔子などをはじめとする、中国の偉人の図鑑、といった感じ。

各人の生き方がメインで、為した仕事の紹介はちょっぴり。

ぼくとしては生き方よりも為した仕事、文章や絵をたくさん紹介してほしかった。

ひとり、ちょっと興味がわいたのは、八大山人という画家で、一度政治家にひどい目にあったということで、そのため、いくら金品を積まれても政治家や財産家には一切絵を売らなかったという。しまいには毎回断るのが面倒くさいと、いっさい誰とも口をきかなくなったという。

一般的に思い描かれる浮世離れした画家を地でゆくような人物像に、なんか、ほほえましさと、ノスタルジーを感じる。

     

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