必ずわかる! 「○○(マルマル)主義」事典 (吉岡 友治/PHP研究所)

購入価格:580円
評価:
この記事は約1分16秒で読めます
犯行の様子を淡々と、理路整然と語る犯人は、しかし知能指数は高い。知能とその行い(倫理・道徳性)とは、当たり前だがイコールではないと、改めて。被害者とのやりとりにも、一緒に自殺をしようと持ちかけて出会っているにも関わらず、奇妙なほどの「軽さ」がある。この軽さはいったい。
「まずは血抜きのために首を落とすんですけど、うつぶせの姿勢で、浴槽の縁にみぞおち部分を載せ、体は外でみぞおちから上が浴槽内という状態でした。もちろん、抵抗はありました。とくに一人目に関しては。包丁を相手の首のうなじの部分につけて、引いたときに……コーラを振って開けるとモワモワと出てくるじゃないですか、そんな感じで血が出てきたんですよ。蛇口を上に向けて水を出したように。その瞬間に、 頭痛がしました。でも、殺したからには、やらなきゃならないと決めてましたから。ただ、ウワッとなって……。映像とか臭いがすごいんですよ。それでも、やらないと捕まると思って……」
白石がEさんを解体する最中に、コンビニエンスストアで買った、ペペロンチーノとサラダチキンを食べていたことも、検察官とのやり取りで明らかになっている。
白石「(相模大野駅の)エスカレーターを降りたところで、『はじめまして』と。(Hさんは)おとなしそうで、緊張している印象でした」
それから二人は相武台前駅に移動し、歩いて白石の部屋に向かつていた。
白石「私の部屋で一緒に死にましょうと言って、部屋に行くきっかけにしました」
そういう話で白石の部屋に行きはしたが、Hさんに深刻そうな様子はなかったという。
白石「シンプルに言えば、遊びに来たような感じです」
出版社・編集者の皆様へ──商業出版のパートナーを探しています
*本ブログの連載記事「アメリカでホームレスとアートかハンバーガー」は、商業出版を前提に書き下ろしたものです。現在、出版してくださる出版社様を募集しております。ご興味をお持ちの方は、info@tomonishintaku.com までお気軽にご連絡ください。ブログ一覧
-
ブログ「むろん、どこにも行きたくない。」
2007年より開始。実体験に基づくノンフィクション的なエッセイを執筆。不定期更新。
-
英語日記ブログ「Really Diary」
2019年より開始。英語の純粋な日記。呆れるほど普通なので、新宅に興味がない人は読む必要なし。
-
音声ブログ「まだ、死んでない。」
2020年より開始。日々の出来事や、思ったこと感じたことを台本・編集なしで吐露。毎日更新。
関連記事
物語 シンガポールの歴史
2016/09/24 book-review book, migrated-from-shintaku.co
なにはなくともシンガポールのことを知らねばと思い読んだ本。結果、素晴らしい本だっ ...
陰翳礼讃
2016/02/13 book-review book, migrated-from-shintaku.co
想像以上におもしろかった。糞とトイレについての話がちょくちょく出てくるのがなお良 ...
暴走する原発 チェルノブイリから福島へ これから起こる本当のこと
2017/12/07 book-review book, migrated-from-shintaku.co
事故直後に両親と福島に旅行に行ってる身としては、私は無知だったなあという感しかな ...
大人の英語発音講座
2016/09/17 book-review book, english, migrated-from-shintaku.co
とても良い本。発音のことなどさっぱりわからなかったが、少なくとも今後目ざすべき指 ...
戦火と混迷の日々―悲劇のインドシナ
2018/01/23 book-review book, migrated-from-shintaku.co
ベトナムについて「世界広しといえども、これほどえげつない形をした国土もない」とい ...