第23回岡本太郎現代芸術賞の審査結果に対する意見書
2020/08/19
先日公開した記事「岡本太郎現代芸術賞落選者の遠吠え」にて、落選した作品プランとその経緯をSNSでシェアしたところ、特にTwitterで大きな反響があった。
第23回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)に落選しました。十年以上毎年応募を続けてきた中で、今回初めて結果に納得できなかったため、権威に盾突く覚悟で、実際に応募したプランを公開いたしました。ぜひご高覧のうえ、ご意見いただければ幸いです。#公募 #現代美術 #現代アートhttps://t.co/MkX5Jx8Qqv
— 新宅睦仁 SHINTAKU Tomoni (@tomonishintaku) November 11, 2019
そこで勢いづいた私は、Twitter上で当該ツイートが100リツイートに到達した場合、直接主催者側に審査結果に対する意見書を提出すると宣言した。
私のアカウントはフォロワー数1500程度の典型的な弱小アカウントで、Twitter歴8年の古株にも関わらず、いまだかつて50リツイートにさえ達したことがない。にも関わらず、何がどうなったのか、2日ほどであっさり到達してしまったため、宣言通り意見書を提出することとなった。
私の住むロサンゼルスから日本にいる支援者に原稿データを送信して印刷、封入し、そして本日、2019年11月22日付で、審査結果に対する意見書の発送が完了した次第である。
以下の追跡番号にて送付状況が確認可能となっているので、ご興味のある方は確認いただきたい。なお、書類は全審査員に対して個別に送付したため、計5通となっている。
美術批評家/多摩美術大学教授 椹木 野衣 様
40149158254
空間メディアプロデューサー/岡本太郎記念館館長 平野 暁臣 様
40149158280
川崎市岡本太郎美術館館長 北條 秀衛 様
40149158291
美術史家/明治学院大学教授 山下 裕二 様
40149158276
ワタリウム美術館キュレーター 和多利 浩一 様
40149158265
日本郵便:個別番号検索
https://trackings.post.japanpost.jp/services/srv/search/input
また、今回送付した書類一式を、すべてここに公開する。
現時点で、すでに予想を超える反響があり、今回のアクションによってさらなる反響が予想される。ただ、私の一連の行動は、拙作は必ずやいま現代、世に問う価値があると心の底から信じるためであって、いわば義憤にも近い。つまり、決して安易なスキャンダルを巻き起こすことを画策したものではないことを、ここにお断りしておきたい。
以上、今後何らかの動きがあり次第、追って報告する。
岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)についての関連記事- 岡本太郎現代芸術賞落選者の遠吠え
- 第23回岡本太郎現代芸術賞の審査結果に対する意見書
広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。
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