芸術実行犯 (Chim↑Pom/朝日出版社)

書籍芸術実行犯(Chim↑Pom/朝日出版社)」の表紙画像

購入価格:501

評価:

この記事は約1分22秒で読めます

ホームレスの老後について考えていて、ふと、老後自体あるわけないだろうと、「ホームレス 老後 ない」などという単純至極なキーワードで検索かけていて見つけた本。ホームレスどころか、これからの時代、誰にも老後なんてものはない。

と言いたいが、これは単に、寿命が延びると同時に老後の期間も長くなり、後ろ倒しになるだけではないかと思う。たとえば、昭和の時代、60歳で定年退職し、その後の平均寿命からすれば、ほのぼの悠々自適な老後とて、10年足らずである。

現代では、少なくとも75歳までは働くことになろうが、平均寿命は85歳あたりなので、やはり老後は10年ほどとなる。引退の年齢だけを60歳あるいは65歳の昔どおりに据え置けば、それはもちろん老後はレスで悲惨だろう、という話。

「繰り上げて後悔するのはこの世、繰り下げて後悔するのはあの世です」
早めに減額された年金をもらい始めると、予想以上に長生きした時に後悔する。受け取りを遅らせて年金を増額すれば、早死にしても後悔するのはあの世に行ってから。経済的な苦しさを現世で味わうのは「少ない年金しかない繰り上げ受給で長生きした場合」だ。

「日本型雇用」のもとでは、若い頃は仕事量に比べて給料が安めだが、年齢を重ねるにつれて職位や等級が上がって給料も増える。中高年になると、逆に仕事の割に高い給料をもらえるようになり、若い頃の安月給の埋め合わせをする。

マネジメント層(管理職)の多い中高年は、対面でのコミュニケーションを重視する人が多く、テレワークにネガティブな印象を持っている割合が高いという。対面で会えず、働きぶりが見えないと部下を管理しにくい、という事情もあるだろう。中原さんは「そういう人は、『テレワークで生産効率は下がった。コロナによる被害だ」と捉えている。

記事カテゴリー: art
前の記事
天才
次の記事
想像力なき日本
     

ブログ一覧

  関連記事

すぐわかる画家別水彩画の見かた

勉強になりました。はい。

体験!現代美術

とにもかくにもグロ注意の本書であるが、どれもこれも、まぎれもなく、われわれと同じ ...

THE CURATOR'S HANDBOOK―美術館、ギャラリー、インディペンデント・スペースでの展覧会のつくり方[キュレーターズ・ハンドブック]

キュレーターを志すなら必読の書と言われるのも納得。作品の扱い方から来場者への対応 ...

20世紀美術

WEBデザイナーという職業柄、AIに職を奪われる云々はよく話題になる。しかし、ど ...

現代アート、超入門!

一般人の目線で現代アートを解説したいと最初にうたっているが、確かにその通りの内容 ...

当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。

Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited. All Rights Reserved.

Copyright © 2012-2025 Shintaku Tomoni. All Rights Reserved.