会社に雇われずにフリーで働く! と決めたら読む本 (立野井 一恵/明日香出版社)

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昨今は過剰に煽りのあるタイトルが多いが、本書はまったくもって看板に偽りなし。それだけでも読む価値がある。

フリーランスって?

安倍総理が国会答弁でフリーターフリーランスの区別がついていなかったのは、今年の話である。フリーランスに有給休暇があるとまで思っていたらしく、無知というのは恐ろしいと言う他ない。

どう生きるべきか

ロミオとジュリエットよろしく、誰しも人生に一度や二度は、死を含めていかに生くべきか沈思黙考する時期がある。そのとき、フリーランスという選択肢があってもいい。あってもいいのに、日本では、ほとんどすべてのサラリーマンにとっては選択肢にすらならない。来る日も来る日も、会社の愚痴を、仕事の不満を言い続ける人生を、普通のことで、人生なんてこんなもんだと諦めるのはまだ早い。

想像しなければ実現しない

誰の名言だったか失念したが、人間が想像し得ることは遅かれ早かれ実現する。難しいだ無理だと言わず、まずは想像する。自分の中にある「なれたらいいな」を、細かく、具体的に、想像する。そのイメージが自分にとって気持ちのよいものだったなら、あとは本書のような先輩諸氏のアドバイスを参考にしつつ、うまずたゆまず進むだけだ。

新規開業の場合は2カ月以内、白色から青色申告に切り替える時はその年の3月15日までに、「青色申告承認申請書」をもよりの税務署に提出します。手数料は不要で書類は、国税庁のサイトの以下からダウンロードできます。
● 国税庁/所得税の青色申告承認申請手続 https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/09.htm

ちなみに、精神論に終始するような本ではなく、以上のような実務に関する記述もしっかり織り込まれている。とはいえ人間、最後は精神である。

     

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