会社に雇われずにフリーで働く! と決めたら読む本 (立野井 一恵/明日香出版社)

書籍会社に雇われずにフリーで働く! と決めたら読む本(立野井 一恵/明日香出版社)」の表紙画像

購入価格:1568

評価:

この記事は約1分21秒で読めます

昨今は過剰に煽りのあるタイトルが多いが、本書はまったくもって看板に偽りなし。それだけでも読む価値がある。

フリーランスって?

安倍総理が国会答弁でフリーターフリーランスの区別がついていなかったのは、今年の話である。フリーランスに有給休暇があるとまで思っていたらしく、無知というのは恐ろしいと言う他ない。

どう生きるべきか

ロミオとジュリエットよろしく、誰しも人生に一度や二度は、死を含めていかに生くべきか沈思黙考する時期がある。そのとき、フリーランスという選択肢があってもいい。あってもいいのに、日本では、ほとんどすべてのサラリーマンにとっては選択肢にすらならない。来る日も来る日も、会社の愚痴を、仕事の不満を言い続ける人生を、普通のことで、人生なんてこんなもんだと諦めるのはまだ早い。

想像しなければ実現しない

誰の名言だったか失念したが、人間が想像し得ることは遅かれ早かれ実現する。難しいだ無理だと言わず、まずは想像する。自分の中にある「なれたらいいな」を、細かく、具体的に、想像する。そのイメージが自分にとって気持ちのよいものだったなら、あとは本書のような先輩諸氏のアドバイスを参考にしつつ、うまずたゆまず進むだけだ。

新規開業の場合は2カ月以内、白色から青色申告に切り替える時はその年の3月15日までに、「青色申告承認申請書」をもよりの税務署に提出します。手数料は不要で書類は、国税庁のサイトの以下からダウンロードできます。
● 国税庁/所得税の青色申告承認申請手続 https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/09.htm

ちなみに、精神論に終始するような本ではなく、以上のような実務に関する記述もしっかり織り込まれている。とはいえ人間、最後は精神である。

     

ブログ一覧

  関連記事

頭脳―才能をひきだす処方箋

昭和33年、米を食べると馬鹿になる。麦を食べなさいという「米食低能論」を唱えた迷 ...

行動分析学入門 ―ヒトの行動の思いがけない理由

予想以上におもしろかった。心理学科にいまさらながら入学したいくらいである。 【人 ...

ウンコはどこから来て、どこへ行くのか ――人糞地理学ことはじめ

かつて価値のある財物だったものが、汚物となる、その価値観の変遷が興味深い。ウンコ ...

ソクラテスの弁明 (まんがで読破シリーズ)

漫画の楽しさに溺れ中。ソクラテスは単なる悪妻をもらった醜男かと思っていたが、馬鹿 ...

言葉の常備薬

毎日使っている言葉をほんの少し掘り下げるだけで見えてくる豊かな世界。それをとても ...