不思議の国のペニス (羽田 圭介/河出書房新社)

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黒冷水のすさまじい才能からすると、やはりがっかりには違いない。 が、しかし、あそこからこんなタイトルをひねり出してコペルニクス的転回を狙った野心は大いに評価したい。 しかし、この人のその後の鳴かず飛ばずぶりを見ると、若くして世に出るという哀しさを、他人事ながらしみじみと感じざるを得ない。

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