少女不十分 (西尾 維新/(講談社)

書籍少女不十分(西尾 維新/(講談社)」の表紙画像

購入価格:390

評価:

この記事は約3分32秒で読めます

日本人にとって当たり前の考えも、あらためて外国の人の眼を通すと、なるほどなと、浮かび上がってくるものがある。

ただ生きているだけでは値打ちがないという、「生きている甲斐」なんて発想は、よく考えれば新しいよなあ、と。

One of the most common sayings in Japan is “Hara hachi bu,” which is repeated before or after eating and means something like “Fill your belly to 80 percent.” Ancient wisdom advises against eating until we are full. This is why Okinawans stop eating when they feel their stomachs reach 80 percent of their capacity, rather than overeating and wearing.
(意訳: 日本の最も一般的なことわざのひとつは、食事の前後によく言われる「食べるのは腹の80パーセントまで」ということを意味する「腹八分」です。 私たちが腹がいっぱいになるまで食べないようにという昔からの知恵です。これこそ沖縄の人々が、食べ過ぎることなく、胃袋の8割がたに達したところで食べるのをやめる理由です。)

The Characters Behind Ikigai In Japanese, ikigai is written as 生き甲斐, combining 生き, which means “life,” with 甲斐, which means “to be worthwhile.” 甲斐 can be broken down into the characters 甲, which means “armor,” “number one,” and “to be the first” (to head into battle, taking initiative as a leader), and 斐, which means “beautiful” or “elegant.”
(意訳: 日本語における「生き甲斐」という漢字は、「生き」は「人生」を、「甲斐」は「価値がある」ということを意味します。 「甲」は「鎧」や「ナンバーワン」、「最初のもの」を意味し、「斐」は「美しさ」や「エレガント」を意味します。)

Mitsuo Aida was one of the most important calligraphers and haikuists of the twentieth century. He is yet another example of a Japanese person who dedicated his life to a very specific ikigai: communicating emotions with seventeen-syllable poems, using a shodo calligraphy brush.
(意訳: 相田みつをは、20世紀の最も重要な書道家であり歌人の一人でした。 彼は自分の人生を非常に具体的な生き甲斐に捧げている日本人の例です。彼は117音節の詩歌を、書で表現しました。)

ご支援のお願い

もし当ブログになんらかの価値を感じていただけましたら、以下のいずれかの方法でご支援いただけますと幸いです。

Amazonギフト券で支援する
→送信先 info@tomonishintaku.com

Amazonほしい物リストで支援する

PayPalで支援する(手数料の関係で300円~)

     

ブログ一覧

  • ブログ「むろん、どこにも行きたくない。」

    2007年より開始。実体験に基づいたノンフィクション的なエッセイを執筆。アクセス数も途切れず年々微増。不定期更新。

  • 英語日記ブログ「Really Diary」

    2019年より開始。もともと英語の勉強のために始めたが、今ではすっかり純粋な日記。呆れるほど普通の内容なので、新宅に興味がない人は読んで一切おもしろくない。

  • 音声ブログ「まだ、死んでない。」

    2020年より開始。ロスのホームレスとのアートプロジェクトでYouTubeに動画をアップしたところ、知人にトークが面白いと言われたことをきっかけにスタート。その後、死ぬまで毎日更新することとし、コンテンツ自体を現代アートとして継続中。

  関連記事

漢字の知恵

民という漢字は、人の目の中のひとみを取り去った形に針を添えたもので、目に針を突き ...

テレビCMの青春時代―ふたりの名演出家の短すぎた生涯

昭和が愛おしくなる、素晴らしき本。周辺の書籍も読み進めたい。

世界「倒産」図鑑 波乱万丈25社でわかる失敗の理由

誰もが知る有名企業25社の倒産劇について書かれた興味深い本。仏教を引き合いには出 ...

20世紀をつくった日用品―ゼム・クリップからプレハブまで

電車遅延のせいで読み終わった。遅延に腹が立つのは心が貧しくなっている証拠だろうが ...

遺伝子組み換えのねじ曲げられた真実 (私たちはどのように騙されてきたのか?)

重厚な本。今まで組み換えくらい少々いいじゃん位の知識しかなかったのだが、これを読 ...

当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。

Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited. All Rights Reserved.

Copyright © 2012-2024 Shintaku Tomoni. All Rights Reserved.