漂流老人ホームレス社会 (森川すいめい/朝日新聞出版)
購入価格:570円
評価:
この記事は約0分17秒で読めます
少なくともこれを読めばホームレスを「自己責任」と突き放すことがいかに愚かかがわかる。人生はあまりにも脆く、容易に壊れる。加えてホームレスはしばしば知的障害を抱えている。それに誰も気づかず、馬鹿だのろまだと言われ続けたなれの果てがホームレスだったりする。実際、アメリカで多くのホームレスに接してみて、知的障害的な印象を受けることは少なくない。
- 前の記事
- アメリカ死にかけ物語
- 次の記事
- 82年生まれ、キム・ジヨン
ご支援のお願い
もし当ブログになんらかの価値を感じていただけましたら、以下のいずれかの方法でご支援いただけますと幸いです。
Amazonギフト券で支援する
→送信先 info@tomonishintaku.com
ブログ一覧
-
ブログ「むろん、どこにも行きたくない。」
2007年より開始。実体験に基づいたノンフィクション的なエッセイを執筆。アクセス数も途切れず年々微増。不定期更新。
-
英語日記ブログ「Really Diary」
2019年より開始。もともと英語の勉強のために始めたが、今ではすっかり純粋な日記。呆れるほど普通の内容なので、新宅に興味がない人は読んで一切おもしろくない。
-
音声ブログ「まだ、死んでない。」
2020年より開始。ロスのホームレスとのアートプロジェクトでYouTubeに動画をアップしたところ、知人にトークが面白いと言われたことをきっかけにスタート。その後、死ぬまで毎日更新することとし、コンテンツ自体を現代アートとして継続中。
関連記事
陰翳礼讃
2016/02/13 book-review book, migrated-from-shintaku.co
想像以上におもしろかった。糞とトイレについての話がちょくちょく出てくるのがなお良 ...
リバタリアニズム-アメリカを揺るがす自由至上主義
2019/11/23 book-review migrated-from-shintaku.co
保守でもリベラルでもないそれは、国家どころか全コミュニティの解体を志向しているか ...
パンツが見える。—羞恥心の現代史
2013/04/06 book-review migrated-from-shintaku.co
占いの延長線上にあるようなスピリチュアルの本と言えばそれまでだが、もっと深い部分 ...
謎の物語
2021/06/28 book-review book, migrated-from-shintaku.co
本書に収められている「女か虎か」のさわりを他の本で読み、興味がわいて手にとった。 ...