近代秀歌 (永田 和宏/岩波書店)

書籍近代秀歌(永田 和宏/岩波書店)」の表紙画像

購入価格: 不明

評価:

この記事は約1分41秒で読めます

読み終わってると思ってたら読んでなかった。なかなかよい本。土屋文明の『終りなき時に入らむに束の間の後前(あとさき)ありや有りてかなしむ』ってのが、説明も読むと実にしみじみと感じるものがあってよいなあと思った。

追記
すっかり歌意も何も忘れてしまったので調べた。妻の死に対する一首で、死別の悲しみをうたっている。最愛の妻テル子に先たたれ(とはいえ、ともに90代)、死ぬる事さえも「あとさき」があるのかと嘆いている、と。「終りなき時」とは、すなわち泉下の人となること。

正直、これがせめて40代、50代なら、なるほど、それは悲しいという気もするが、しかし90代だと、欲の皮がつっぱり過ぎではと思ったりして。死ぬのに「あとさき」ありやって、もう90代にもなればどっちでもいいじゃん、なんならまとめて行ってらっしゃいくらい思ってしまう今の私は、あるいは心が擦れているのかもしれない。

     

ブログ一覧

  関連記事

シェル美術賞とヘーゲル弁証法

2009/05/03   エッセイ

シェル美術賞に応募する作品用にキャンバスを張った。F80号。とりあえずで緑のカラ ...

かつて男の子だった

2012/06/26   エッセイ, 日常

画像は昨日の中華料理の実習のチンジャオロースー。 というのも、来月あるテストはピ ...

0歳からはじまるオランダの性教育

2022/08/13   エッセイ

正直、たかが性教育とあなどっていたが、そこにはその国の態度というか、意志が如実に ...

広島ランニングナイト

2009/01/02   エッセイ

おかしなもので、ついさっきまで安堵していた家族空間が気にくわなくなって、ちょっと ...

私のうそつき

その受付には見覚えのある顔があった。と言っても、彼女がそこで働いていることはとう ...

当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。

Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited. All Rights Reserved.

Copyright © 2012-2026 Shintaku Tomoni. All Rights Reserved.