古事記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川書店編/角川書店)

書籍古事記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典(角川書店編/角川書店)」の表紙画像

購入価格: 不明

評価:

この記事は約1分5秒で読めます

古語での原文と、現代語での解説が、小刻みに交互になっている構成なので、とても読みやすい。

戦前は天皇の系譜を暗記させられたというが、いまでは古事記の内容などまったくと言っていいほど教科書には載っていない。

戦争の反動、その影響ではあるが、国の成り立ちとされている神話くらい、きちんと教えてもよさそうなものである。我が国にそんなおもしろく不思議な話があるのかと、愛国心にも繋がるであろう。

ましてや、寅さんの口上「島の始まりは淡路島」というのだって、なんのことだかわからない人が大半に違いない。

以下、部分的に抜粋。

天地を「あめつち」と読む場合、「あめ」は空ではなく、天上界という神聖な空間のことである。「つち」も土壌ではなく、地上界をさしている。日本神話では、天上界は「高天の原(たかまのはら、もしくは、たかまがはら)」、地上界は「葦原の中つ国(あしはらのなかつくに)」と呼ばれ、これら二つの世界をつなぐのが、「天の浮橋(あめのうきはし)」という架け橋である。

古代の日本では、奇数よりも偶数を重んじた。とくに「八」は最高の神聖数で、大八島、八百万、八千矛、八雲立つ、八重垣、ヤタガラス、八尺鏡(ヤタカガミ)など。

ちなみに「八百屋」は「青物屋」を縮めた「青屋」のなまりとされるが、いろんな野菜を扱う商売だから「八百(やお)」という縁起のよい数字を選んだという。

ご支援のお願い

もし当ブログになんらかの価値を感じていただけましたら、以下のいずれかの方法でご支援いただけますと幸いです。

Amazonギフト券で支援する
→送信先 info@tomonishintaku.com

Amazonほしい物リストで支援する

PayPalで支援する(手数料の関係で300円~)

     

ブログ一覧

  • ブログ「むろん、どこにも行きたくない。」

    2007年より開始。実体験に基づいたノンフィクション的なエッセイを執筆。アクセス数も途切れず年々微増。不定期更新。

  • 英語日記ブログ「Really Diary」

    2019年より開始。もともと英語の勉強のために始めたが、今ではすっかり純粋な日記。呆れるほど普通の内容なので、新宅に興味がない人は読んでも一切おもしろくない。

  • 音声ブログ「まだ、死んでない。」

    2020年より開始。日々の出来事や、思ったこと感じたことをとりとめもなく吐露。死ぬまで毎日更新することとし、コンテンツ自体を現代アートとして継続中。

  関連記事

食の戦争 米国の罠に落ちる日本

TPPとかふーんって感じだったが、その選択がいかに重大事だったかを理解した。しか ...

ドストエフスキイの生活

いままでよりもっとドストエフスキイという人間に興味がわいた。とりあえず、全作品を ...

戦場の現在

戦争のリアルすぎる現実がわかる。しかしそれでも、あくまでもヒトゴトとしかとらえら ...

神と祭りと日本人

まあ、まあ。 恋は相手の魂を「乞う」ことだそうです。 祭り、ね。今では祭りと聞け ...

結婚論

達人という言葉にはどこか職人的なイメージがある。しかし「サービス」という無形のも ...

当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。

Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited. All Rights Reserved.

Copyright © 2012-2025 Shintaku Tomoni. All Rights Reserved.