古事記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川書店編/角川書店)

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古語での原文と、現代語での解説が、小刻みに交互になっている構成なので、とても読みやすい。

戦前は天皇の系譜を暗記させられたというが、いまでは古事記の内容などまったくと言っていいほど教科書には載っていない。

戦争の反動、その影響ではあるが、国の成り立ちとされている神話くらい、きちんと教えてもよさそうなものである。我が国にそんなおもしろく不思議な話があるのかと、愛国心にも繋がるであろう。

ましてや、寅さんの口上「島の始まりは淡路島」というのだって、なんのことだかわからない人が大半に違いない。

以下、部分的に抜粋。

天地を「あめつち」と読む場合、「あめ」は空ではなく、天上界という神聖な空間のことである。「つち」も土壌ではなく、地上界をさしている。日本神話では、天上界は「高天の原(たかまのはら、もしくは、たかまがはら)」、地上界は「葦原の中つ国(あしはらのなかつくに)」と呼ばれ、これら二つの世界をつなぐのが、「天の浮橋(あめのうきはし)」という架け橋である。

古代の日本では、奇数よりも偶数を重んじた。とくに「八」は最高の神聖数で、大八島、八百万、八千矛、八雲立つ、八重垣、ヤタガラス、八尺鏡(ヤタカガミ)など。

ちなみに「八百屋」は「青物屋」を縮めた「青屋」のなまりとされるが、いろんな野菜を扱う商売だから「八百(やお)」という縁起のよい数字を選んだという。

     

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