Chim↑Pom(チンポム)の行為について
2019/10/11
幸か不幸か広島出身なので、今月21日にあったというchim↑pom(チンポム)という6人組のアート集団がやった行為について好き放題に言及してみたい。
チンポムは自費でチャーターした飛行機で原爆ドームあたりの上空に「ピカッ」と飛行機雲で5回に渡り書いたのである。で、当然のごとく非難の嵐。賛否両論というレベルではないようである。
幸か不幸か広島出身と書いたのは、どんなことについてしゃべるにしろ、経験者または当事者でないとその発言にリアリティがないような、いやもっと発言権すらないようなところがあるからだ。
たとえば離婚した家庭の境遇について語るのに、実際そのような家庭で育った人間が「意外に明るい家庭だったりするんです」と言うのと、全然家庭円満で育った人間が「多かれ少なかれ屈折が生じてしまうものだ」と言うのとでは、説得力が全然違う。
というわけで、他県に比べて明らかに多いだろう平和教育を受けたり、はだしのゲンとあさりちゃんとドラゴンボールを同じ次元で夢中になって読んだり、原爆の落ちた音を聞いたという祖母の話を聞いたりして育った僕の見解を書きたいと思う。とりあえず、あ~、ヒロシマ生まれで良かったと、この件に関しては思う。
- Chim↑Pom(チンポム)の本質はアートの本質
- Chim↑Pom(チンポム)の是非-広島のピカッ
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- Chim↑Pom(チンポム)の行為について(2)

広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。
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