ダウン症の子をもって (正村 公宏/新潮社)

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ダウン症という障害よりも、子育て、人間を産み育てるとはどういうことかが抑揚の効いた冷静な筆致で描かれている。
本書から学ぶべき最大のものは『福祉の領域の仕事への参加が、すべての人々にとって「人間」の再発見の意味をもつ』というところだろうと思う。おそらく、子育てもまた、かつて幼児であった我々にとって、人間の再発見となるのであろう、と、未婚で子供も居ない私は想像するのである。
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