ダウン症の子をもって (正村 公宏/新潮社)

書籍ダウン症の子をもって(正村 公宏/新潮社)」の表紙画像

購入価格:258

評価:

この記事は約0分19秒で読めます

ダウン症という障害よりも、子育て、人間を産み育てるとはどういうことかが抑揚の効いた冷静な筆致で描かれている。

本書から学ぶべき最大のものは『福祉の領域の仕事への参加が、すべての人々にとって「人間」の再発見の意味をもつ』というところだろうと思う。おそらく、子育てもまた、かつて幼児であった我々にとって、人間の再発見となるのであろう、と、未婚で子供も居ない私は想像するのである。

ご支援のお願い

もし当ブログになんらかの価値を感じていただけましたら、以下のいずれかの方法でご支援いただけますと幸いです。

Amazonギフト券で支援する
→送信先 info@tomonishintaku.com

Amazonほしい物リストで支援する

PayPalで支援する(手数料の関係で300円~)

     

ブログ一覧

  • ブログ「むろん、どこにも行きたくない。」

    2007年より開始。実体験に基づいたノンフィクション的なエッセイを執筆。アクセス数も途切れず年々微増。不定期更新。

  • 英語日記ブログ「Really Diary」

    2019年より開始。もともと英語の勉強のために始めたが、今ではすっかり純粋な日記。呆れるほど普通の内容なので、新宅に興味がない人は読んで一切おもしろくない。

  • 音声ブログ「まだ、死んでない。」

    2020年より開始。ロスのホームレスとのアートプロジェクトでYouTubeに動画をアップしたところ、知人にトークが面白いと言われたことをきっかけにスタート。その後、死ぬまで毎日更新することとし、コンテンツ自体を現代アートとして継続中。

  関連記事

会話力がアップする英文法のレッスン

本書は基本、先生と生徒のやりとりという体で進むのだが、ちょっと生徒が優秀過ぎる。

キリスト教文化の常識

宗教として押し付けがましくなく、文化としてのキリスト教(特にカトリック)のあり方 ...

「キリスト教は初めて」という人のための本―ヨハネの福音書3章16節から

この一年、キリスト教についてあれこれ学んできて、とりあえず一周して、一区切り付け ...

おかねの話

冒頭はめちゃくちゃにおもしろかったのに、進むに連れてインフレやらデノミやら、数字 ...

サピエンス全史(上・下)文明の構造と人類の幸福

本書の続編に位置づけられる「ホモ・デウス」を先に読んでいたが、これまた人間やめた ...

当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。

Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited. All Rights Reserved.

Copyright © 2012-2025 Shintaku Tomoni. All Rights Reserved.