ブログの検索キーワードに見る悲喜こもごも
2017/08/22
鶏手羽の酢煮込み、ぶり大根。鶏手羽のほうは小さい玉ねぎを丸ごと煮込んであるのがポイント。かわいくてちょっと豪華な感じがするのでよい。適当に作ったがなかなかうまくできたがしかしひとりで食べきれぬ。それが一人暮らしの悲しさ寂しさよ、しかしそれこそ気楽さよ。
さて、ぼくはけっこうブログのアクセス数を見ている。なんといってもこのブログを始めたのは、「金」のためなのである。このブログのあちらこちらに出ているアドセンスという広告収入で、である。
いっつも無為無欲みたいな内容のくせに、動機はめっぽうえげつなくて金。しかしやはりそう簡単に儲かるはずもなく、今年初頭からこのブログを初めて現在獲得した金額は¥1,557なり。
しかも¥1,0000単位でしか支払われないので、この調子でいくとぼくがブログでの収益を手にするのはせいぜい4〜5年後くらいである。
しかし、その4〜5年後の1万円で飲む酒は(結局また酒かよって気もするが)、けっこううまい気がする。それは一種のあぶく銭とも言えるのだが、こうして日々コツコツと駄文を書き続けたことに対するご褒美のようなものになるだろう、から。
そういうわけなのでグーグル先生からのお金でかんぱーい、とやれるまでせっせと駄文を垂れ流し続けるつもりである。
それはともかく、このブログにたどり着いた検索キーワードを見てみると、「むろん、どこにも行きたくない」という指名検索に混じって、「彼女がどこにも行きたがらない」とあって吹いた。
吹いて、そして冷静に考えると、「彼女がどこにも行きたがらない」なんて検索をかけた不憫な男を思った。
グーグル先生、「彼女がどこにも行きたがらない」んです助けてください。って検索すると……なぜかこのブログが一位に表示されている。
なんか、ごめんよ。
でも、おれ、おれさ、おまえにひとつアドバイスしておくよ。思うんだけどさ、「彼女がどこにも行きたがらない」なんて悩んで検索してるようじゃ、永遠にだめだと思うんだよ。ほんとうは、「彼女がどこにも行きたがらない」んじゃなくて、「"おまえとは"どこにも行きたくない」なんじゃないの。
広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。
ご支援のお願い
もし当ブログになんらかの価値を感じていただけましたら、以下のいずれかの方法でご支援いただけますと幸いです。
Amazonギフト券で支援する
→送信先 info@tomonishintaku.com
ブログ一覧
-
ブログ「むろん、どこにも行きたくない。」
2007年より開始。実体験に基づいたノンフィクション的なエッセイを執筆。アクセス数も途切れず年々微増。不定期更新。
-
英語日記ブログ「Really Diary」
2019年より開始。もともと英語の勉強のために始めたが、今ではすっかり純粋な日記。呆れるほど普通の内容なので、新宅に興味がない人は読んで一切おもしろくない。
-
音声ブログ「まだ、死んでない。」
2020年より開始。ロスのホームレスとのアートプロジェクトでYouTubeに動画をアップしたところ、知人にトークが面白いと言われたことをきっかけにスタート。その後、死ぬまで毎日更新することとし、コンテンツ自体を現代アートとして継続中。
-
読書記録
2011年より開始。過去十年以上、幅広いジャンルの書籍を年間100冊以上読んでおり、読書家であることをアピールするために記録している。各記事は、自分のための備忘録程度の薄い内容。WEB関連の読書は合同会社シンタクのブログで記録中。
- 前の記事
- しらふでは絵が描けぬ
- 次の記事
- 料理は見た目が7割