生まれ出づる性愛

  2017/08/22

思いがけず昨日の記事が好評だったので、勘違いしてエロ方面に傾いて書く。

さて、性行為を山にたとえたが、そもそもこの日本という国は性行為でできたことになっている。

学校ではちゃんと教えないので(世界大戦の反動である。戦前戦中の現人神としての天皇崇拝につながりかねないとの懸念から)知らない方も多いかと思うが、古事記にはこうある。

伊邪那岐
「汝(いまし)が身(み)はいかに成れる」
伊邪那美
「わが身はなりなりて成り合はざる処一処あり」
伊邪那岐
「わが身はなりなりて成り余れる処一処あり。故(かれ)このわが身の成り余れる処を以て、汝が身の成り合はざる処を刺し塞ぎて、国土(くに)を生み成さんと以為(おも)ふ。生むこといかん。」

(wikipediaより引用)

わかるようなわからないような感じなので、現代語訳を以下に。

伊邪那岐
「あなたの体はどのようにできていますか」
伊邪那美
「私の体には、成長して、成長していないところ(女陰のことを示す)が1ヶ所あります」
伊邪那岐
「私の体には、成長して、成長し過ぎたところ(男根のことを示す)が1ヶ所あります。そこで、この私の成長し過ぎたところで、あなたの成長していないところを刺して塞いで、国土を生みたいと思います。生むのはどうですか。」

(wikipediaより引用)

ほとんど助平オヤジがキャバクラで「ん~、なんかここ膨らんでるぞ~、なにかな~、おじさんわかんないな~」とか言ってお触りしているのと変わらないレベルだが、神話としてそうなっているのでしょうがない。

それはともかく、神と神がまぐわった。そしてこの後、寅さんの口上にもある「物の始まりが一ならば、国の始まりが大和の国、島の始まりが淡路島~」ということで、日本列島を構成する島々を産み落としたのである。

つまり、この日本は島そのものが神の子なのである。だからというわけではないが、日本人はあらゆるものに神を見出す。

草も木も水も土も、すべてに神様がいて、ありがたい。

というか、今日はまったく展開が思いつかない。頭をひねりまくったがもうあきらめました。オチを期待して読んでくれた皆さん、ごめんなさい。

それはそうと、本日は吉報が入りわなわなしております。ほんとひさびさに息が止まりかけ手がふるえて声が上ずった。まだ公表してはいけませんと言われたので、これについてはまた後日ご報告いたします。

新宅 睦仁/シンタクトモニの作家画像

広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。

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