夢中になって読めるもの

  2017/08/22

今朝、家を出がけにポストを見ると一昨日注文した「消された一家—北九州・連続監禁殺人事件」が届いていた。

封筒のまま、かばんに放り込んで出かけた。

駅のホームで封を切り、電車に乗って、読みだした。

読める。どんどん読める。まったく眠くならない。

お昼休憩にも読んだ。これまた眠くならない。

よく、推理小説なんかに夢中になって寝る間も惜しんで読んだなんて話があるが、ああ、こういうことなのかと思う。

いまもちょっと、読みたい。この本は読み終わるのがむちゃくちゃ早そうである。

それはともかく、この本の犯人は福岡県の久留米出身で、ちょいちょい久留米弁?が出てくる。娘さんがどうなってもよかとですか。よかとわるかと。云々。久留米は樋口の実家なので何度か行ったことがあり、親近感とリアリティがある。三瀦(ミズマ)とかいう地名も、なんか言ってた気がするなあ、なんて。

久留米はとんこつラーメン発祥の地だということだが、しかし、とんでもない人間を輩出してしまったものだとも思う。

犯人は幼少より「病的な嘘つき」だったそうである。

病的な嘘つき、という単語。妙に気になる。なんかしらんけど絵のタイトルにしたい。なんかいい。

病的な嘘つき。

新宅 睦仁/シンタクトモニの作家画像

広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。

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