善は急いで試行錯誤

最終更新: 2017/08/22

なぜそのタイミングでやり始めるのかと自分でも思うのだが、今朝、出かける30分前くらいに突然にやってみたのが本日の画像。

以前に水張りしていたケント紙に、アクリルでやわらかく色をつけ、その上から色鉛筆で細かい表情を付けていく、というふうにやったらいいのではないか、と思いついたのは昨日の夜のシャワーを浴びている時であった。しかし善は急げとか行ってるくせにふつうに寝てしまった。

だから今朝、バタバタしながらもとりあえずどんな感じかを検証してみようと思い立ち、アクリル塗りたくってドライヤーで乾かして色鉛筆で描き描きしてみたら……、おお、これだ、こんな感じだ。これはいいではないか。理想的なビジョンが見える、見えるぞ。

やはりものは試しだ、試してみるものだ。そつなくまとめようとしていたが、わずかながらでも開拓精神があってよかった。

もう一枚の画像は昨日の「フルーツカッティング」とかいう授業で作ったフルーツパフェ。どこがパフェなのかよくわからないが、ママゴトのレベルであることだけはわかる。

それはともかくぼくとしてはあまり面白い授業ではなかった。なんだか納得がいかないというか、どうも見ていて気分がよくなかった。というのも、なにかお偉い外来講師の先生がいらっしゃって教えてくださったのだが、どうもその方の食品の扱い方がぞんざいなのだ。いろんなメディアにも露出して、それで名を上げて稼いでいるのはわかる。それで自信や自負心も大いにあるだろう。しかしそもそも、そのあなたのメシの種であろう食品をぞんざいに扱ってる時点で、何かぼくの中にごまかせない不信感というか、そんなものが芽生えてしまった。だから、その方の言葉に説得力を感じられなくなった。そして人に対して授業をしているにも関わらず、ほとんど生徒のほうを見ず、なぜだか天井あたり、つまり

上の空あたりに向かって延々としゃべっているのも、そして相当に場馴れしてスレてしまった弊害だろう、やっつけ的なルーチンワーク感もまた、ぼくの不信感をいよいよ揺るぎないものにしてしまった。

まあ、別にどうでもいいと言えばいいんだけれども。

勝手にぼんやりと思うことは、地位や名誉や実績を得て、それでもなお謙虚であり続けることは、とてつもなく難しいことなのかもしれない。

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新宅 睦仁/シンタクトモニの作家画像

広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。

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