楽しいあとはいつも悲しい

最終更新: 2017/08/22

旅行に行ってきた。とにかくは無事故でけがもなくなによりであった。

ちなみに行先は金沢ではなく栃木の那須でした。

で、内容は画像のような通りである。

宿泊場所はコテージと書いてあったが、コテージというよりは単なる民家、平屋のようであった。

15時くらいにコテージに着いて、16時くらいからバーベキューをした。ビールを飲み、ワインを飲み、焼酎を飲み、マッコリを飲んだ。延々と飲んだ。そしてぶっ倒れるように寝た。

朝、布団の中で、うすく二日酔いのする頭で、思った。もう朝か。この旅行ももう終わりだなと、思った。

朝ごはんには、前日に作っておいたカレーを食べた。

ふとんや食器を片付けて、コテージを出た。

車を運転した。ぼくが。

戦争博物館とかいうところに行った。リゾート地に来てわざわざ戦争でもないだろうという気がしなくもないが、戦争のことはいつでも重要である。

それからお土産とかちょっと買い物をして、温泉に入った。長々と1時間以上も入っていた。いままでのことやこれからのことを話した。とてもよく笑った。

それから帰路についた。途中のサービスエリアで秋の天ぷら定食を食べた。

車内では、自分の家の中にあるもの、通勤の行き帰りで目にするもの、今回の旅行で見たものなど、どうでもいい縛りを作ってしりとりをしたり、各々のセックスのやり方などの卑猥な話をざっくばらんにしながら帰った。樋口に、おまえの陰茎は鈍感だなと言われた。はじめてちんこをバカにされたわとか言って笑った。

帰ってから、飲みに行った。三人で焼酎のボトル1本を飲んだ。22時ごろに解散した。

ぼくはひとりスーパーに寄って、白ワインと割けるチーズを買って帰った。

家に帰って、ひとり零時過ぎまで延々と飲んだ。

何がどうといういわけではないが、妙に悲しかった。悲しい、というか、むなしい、というか。とにかくは、胸にやるせない何かがあった。これでもう、何もかも終わったなあという気がして、やっぱりまた、いままでのことこれからのことを思って、すこしだけ泣いた。

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新宅 睦仁/シンタクトモニの作家画像

広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。

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