わたしは美術家である、らしい。

最終更新: 2017/08/22

昨日Facebookで友達になった方にこう言われた。
まさか同じ教室に美術家がいるとは
と。
び、び、び、美術家?馬鹿じゃなくて美術家?安価でも特価でも外科でも耳鼻咽喉科でも廊下でもマカでもzuccaでもなく美術家?
お、おう。い、い、いかにも、美術家ですけど何か?(つい最近制作を再開したばっかりだけど)頭の中はエブリデイエブリウェアーエブリタイムジャクソンポロックの絵の具の使い方だよ。つまりメチャクチャカオス。
というのも、ポロックは作品の中にタバコの吸殻が落ちてるくらいなので、ペンキやエナメルといった絵の具をメチャクチャに混ぜて使ってて、絵の具の相性とか変色とか耐性とかなにもあったものじゃないらしく、近年は劣化を防止していく保存方法が課題らしい。
と、これはその方がポロック展を見に行ったそうなのでウンチクをたれて美術家やでー!どやー!とドヤ感を出しておいた。
というわけで、そういうそれっぽい肩書きで呼ばれたり誉められたりするとどこまでも高くニヤニヤと木に登るチンパンジー新宅の作品をお目にかけよう。
えへん、ごほっ、ごふっ、一枚は今朝の自画像。時間足りず。今日は寝坊でウェイクアップ5時。そんなもんで今日はランニングも制作もできず、ブログのために写真撮っただけ、の、目下制作中の作品。まだまだなのでよくわからないでしょうけれど。
と、今日、養老さんの本に出てきた言葉でなるほどと思ったのでメモ。
靖国参拝の是非とか、権利とは何か?みたいなくだりで出てきた。かのヴォルテールは言った。
「私はおまえのいうことに反対だが、おまえがそれをいう権利は死んでも守る」
民主主義っていうか、言論の自由とか、ストレートないわゆる"自由"とかって、つまるところこういうことだよなあと、すごく納得。
死んでも守り、守られ、生きていこうぞ皆の衆。権利を行使し義務を果たさなければ、いつまのまにか権利が消え義務だけが残されている、というのがこの世の常。
と、なんのつながりか、昨日ふと思った。
生きる権利と、死ぬ義務。
権利を行使し、義務をまっとうしよう、というかそうする以外に道はない。だって、にんげんだもの。ともに。

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新宅 睦仁/シンタクトモニの作家画像

広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。

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