料理レシピ:エビチリ
2017/08/22
エビチリのレシピと書いたが正式には「むき芝えびチリソース煮」である。中国語でいうと、乾焼蝦仁(ガンシャオシアレン)だそうである。
ちなみに"仁"という字は「剥く」という意味だそうである。だから杏仁豆腐は杏(あんず)を剥いたものという意味だそうである。
というかその授業の時に「この"仁"という字を他にどこかで見たことありませんかぁ?どうですかぁ?」 って先生がどうでもいい投げかけをしてきたんで僕は当てられないように思いっきり目を逸らしたんだけど、そのくせぼくは「おれ新宅睦仁!」って思ってしまっていた。もちろん心の中で、だってシャイボーイなので、というか最近クラスの人に突然ナゾのニックネームで呼ばれた。その名も「新宅ボーイ」。まったく意味がわからないけど、その人のネーミングセンスをかなり尊敬してしまった。そしてなぜか妙にぼくの気にいってしまった、そしてさらに何故か、そう呼ばれると、萌え〜、ってなってしまう。まあ春だし、ホーホケキョギョギョギョと頭がイッってしまっているのかもしれない、ぼくのオツム。
というか、"仁"の話に戻るけど、ぼくは剥かれてるのか? 杏仁のノリでいくと、おそらく前の一文字に仁がかかってるようだから、睦仁の"睦"が剥かれているのか?
睦まじいとか、仲良しとか、それが剥かれたモノ、者とは。ああ、剥かれた中身はきっと本音ですね、もちろん邪悪な。睦まじいとか、仲良しとかをはぐと、中から邪悪な本音が出てくるのである。納得。ぼくは歯に衣着せぬオブラートフリーな物言いで定評があるのである。えっへん。というわけで、今日もぼくのまわりから、ひとり、ふたり、さんにん、よにんと離れてゆくのであった。って、別にいいし。ばーかばーか。
さて、今日は4時に起床しランニング&制作。ぼくには時間がないのだ、飲む時間はちゃんとあるけど。とにかくは五月病の精神に鞭打って走る。
朝日は輝かしい、桜はまだ十分に見頃で、多摩川の流れもおだやかで豊かであった。
しかし五月病のぼくにそれらは特になんの感慨も抱かせずに、ただただ過ぎ去らせる"空気"でしかなかった。
豚に真珠とはこのこと。ぼくは今、豚である。
ブーブー。
この投げやりな文章でわかっていただけるだろう。
ブヒブヒ。
喜怒哀楽はなはだ薄し。
どんとこいテポドン。広島の仁義なき交遊関係の希薄さで培ったデカダンス精神、精神注入棒、つまりは竹槍で、見事人工衛星という名のテポドンをばドンと突き落としてしんぜよう。エイヤッ!鬼畜米英!じゃなかった北朝鮮!エイッ!どうだまいったか!って冷静に、この言論の自由さのもとでは、かつての竹槍はもう無理だろうなさすがに。でも一念岩をも通すというやつで、実はあのころあの空への竹槍の一突きで、もしかすると一機くらいはB29が撃墜されていたのではなかろうか、なんて。
まあ、そんな話はどうでもいいので超ひさしぶりのレシピを以下に。これまた以前にくらべやる気は低下気味。
【主材料】▼材料(4人分)
むき海老: 300g
葱 : 1/2本
しょうが : 1かけ
にんにく : 2片【調味料】
紹興酒 : 大さじ2
豆板醤 : 大さじ4
塩 : 少々
胡椒 : 少々
砂糖 : 大さじ1
鶏ガラスープ : 600ml
甘酒 : 大さじ4
トマトケチャップ : 大さじ8
片栗粉 : 少々
酢 : 少々【シャンチャンの材料】
卵白 : 小さじ1程度
ごま油 :適量
塩 : 少々
胡椒 : 少々
紹興酒 : 大さじ2
片栗粉 : 少々▼作り方
(1)葱・しょうが・にんにくをみじん切り。
(2)えびは水洗いしてから、塩と片栗粉をまぶしてよく揉んで汚れを出し、よく洗う。
(3)えびをシャンチャン(※1参照)し、低温の油で素揚げにならないように、うっすら赤くなる程度に油通しをする。
(4)フライパンに油を大さじ3から4程度ひき、生姜とニンニクを炒めて香りが出たら、豆板醤・トマトケチャップ・甘酒を入れてよく炒める。
(5)鶏がらスープを入れ、ここで一度味を見る。そして、酒・砂糖・塩・胡椒を入れて味をととのえる。
(6)沸騰させたら海老をくわえ、水溶き片栗粉でとろみをつけ、最後に葱と、酢を少量かけて出来上がり。
※1 シャンチャンの手順
▼作り方
(1)海老の背ワタを竹串で抜く。
(2)片栗粉、塩を入れて揉み、ぬめり・汚れ・臭いを取る。十分に揉んだら、水で3・4回洗う。
(3)キッチンペーパーなどで水気をしっかりと取る。
(4)海老をボールに入れ、紹興酒・塩・胡椒、卵白を小さじ1ほどを入れて揉む。
(5)片栗粉を、小さじに2/3程度入れ、揉む。
(6)最後に油を小さじ1程度入れ、全体になじませるように混ぜる。
★ポイント
・にんにくを縦に切ると中心に芽があるので、取り除く。芽は、えぐみや苦み、焦げやすいなどのため。
・甘酒は中国料理で使う調味料のようで、無くても問題なし、とのこと。
終わり。
というか、そもそもこの剥き海老のエビチリは日本にしかないらしい。
もともとは殻つきのままの海老を煮詰めた辛めの料理だそうで、でも日本人は手で食べ物をつまむのを嫌うから、それで海老を剥き、また辛いのが苦手だからトマトケチャップで甘辛にした、という話です。
この日本人向けのエビチリを考えたのは陳健一?の父の陳ケンミン?ようわからんが、その人らしいです。テレビとかに出たりする有名人な人らしいんで、テレビっ子は勝手に納得してください。
というわけで、みなさん、日本人なら海老がお好きでしょう、エビチリもお好きでしょう。
あんたも好きねえ、とかなんとかかんとかで暮れなずむ街、桜は新芽をはらみけり。
広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。
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