ぼくの中の芸術が起きる。
2017/08/22
今日はひさしぶりの本格的な雨ですね。傘を差していても、服のすそや靴が濡れてしまう。
雨だと憂鬱ではあるんだけど、たまにならまあいいかとも思える。ラジオによると、今日を超えると春本番だそうで。
じゃあ今は春"準備"か春"前奏"、春"予行演習"とでもいのうか、え?どうなんだ?って、まあどうでもいいや。ほんとにどうでもいい。
画像は先日学校の人の"おごり"で連れていってもらったお店の様子。いやはや、まったくむしんけいに飲み食いしました。ひたすらごちそうさまでした。
で、昨日はまた絵を描いてみたんだけど、早くも行き詰ってしまう、しまった。これは松井冬子効果ですな。きっと。
「こんなんじゃだめだ!」
急に眼と思考が団鬼六みたいになってきた。いや、官能とかじゃなくて字面の印象の話ね。だって、団鬼六って、むちゃくちゃ怖い人な感じがするでしょう。だん!おにろく!降臨!ゴゴゴゴゴ……。
それでまあ、自分に対して団鬼六になってしまったぼくは、ああでもないこうでもないと、だからそんなんじゃ全然だめなんだよ!甘いんだよ!何やってんだ馬鹿野郎!ビシバシ!と、ひさしぶりのひとり芸術ロマン紀行へと旅立ってしまったわけで、いまこの瞬間もメトロポリタンジャーニーでグーテンモルゲンハローハロー、おばんです、ごきげんよう、こちら惑星ブルーアース応答どうぞ、とかやっているわけでございます。それでぼくとしてはいささかトホホなわけで、姉さん。
しつこく言うけど、ほんとう横浜美術館行ってよかった。芸術に対して休みボケだった感覚が一気に目が覚めた気がする。
ああ、完全に起きた。もう一度、ぼく本来のストイックさで、気ぃ済むまでやってみなはれ、と私の中の団鬼六が言ふ。うふふ。
広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。
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