月並みな仕事納め2014

  2017/08/22

本日をもってようやく本年の仕事が終了いたしました(まだ退社できていないが)。絵の話ではなく賃労働の話です。

絵の制作には休みなどありません。コンビニ以上に年中無休です。考え続け、作り続ける、唯一それだけが成功への道なのです。いや、そもそも美術を志すことは往々にして破滅への道だとは思うのですが。

それはさておき、本年も当ブログをご愛読いただきありがとうございました。おかげさまで、通算10万ページビューの大台に達しようとしております(現在99121ページビュー。ちなみにユニークユーザー数、つまり、10万人の人が見たというわけではありませんのであしからず。同一人物の複数回アクセスも含めて、10万回ほどブログのページが閲覧されたということです)。

一応、私にとっての今年のハイライトとしては、残念な訳ありの8月まるまる一ヶ月の大人の夏休みと、高知県の沢田マンションでの個展「牛丼の滝」、岡本太郎現代芸術賞の落選、京都への作品プレゼンの旅といったところです。

また、特に印象的な人物との出会いとしては、沢マンギャラリー代表の岡本明才さん。この方は周囲が心配になるほどの人の良さなので、おそらくあの世に行った際の最後の審判的なやつは顔パスでいけるんじゃないかというくらいです。個展の準備から設営、搬出作業まで、何から何まで大変お世話になりました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

二人目は大阪のART SPACE ZERO-ONE代表の高須健市さん。この方は、ここ10年、いや、私の人生で出会った中で1、2を争う鬼才であります。2013年の末頃に一度お会いしたことはありましたが、先日大阪で飲んでゆっくりお話させていただいたところ、今までの作品のひとつひとつに、まったくもって脱帽の連続でした。鬼の才能と書いて鬼才とはこのことだと思います。ぜひ今後ともお付き合いさせていただければと思います。よろしくお願いいたします。

というようなところで2014年の思ひ出は終了し、2015年の予定をお知らせしておきたい。

1月は、元旦より始まる美術闇市での年賀状アート特集2015にて作品1点をWeb上で展示・販売、次にワンダーシードに応募、それから東京藝大の大学院の受験。もしもこれに受かると、33歳にしてまた学生になるという、婚期なんてクソ食らえなことになるわけですが、やりたいようにやるだけです。

3月の29日は私の33歳の誕生日。”醜い”日をお忘れなく。

5月はトーキョーワンダーウォールに応募。

9月は東京の谷中にありますHAGISOにて、個展「カップヌードルの滝」を開催予定。また、因縁のTARO賞への再・再・再……の応募。

また、詳細は未定ですが、滋賀県在住の笹山直規さん、広島県在住の祐源紘史さんをコアメンバーとした、「食」をテーマにしたグループ展を開催予定。

以上のようなところが、現時点で決まっている事柄になります。

すこしずつ、しかし確実に私に愛想を尽かす方も出てきているような気がしているのですが、その一方、私を支援してくれる方も増えてきているのではないかと勝手に思っております。また、美術家として、漠然とステップアップしていっているような手ごたえを、これまたひとり勝手に感じている今日この頃でございます。

まあ、そんなこんなで、本年もお世話になりました。来年も新宅睦仁をよろしくお願いいたします。

新宅 睦仁/シンタクトモニの作家画像

広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。

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  • ブログ「むろん、どこにも行きたくない。」

    2007年より開始。実体験に基づいたノンフィクション的なエッセイを執筆。アクセス数も途切れず年々微増。不定期更新。

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    2019年より開始。もともと英語の勉強のために始めたが、今ではすっかり純粋な日記。呆れるほど普通の内容なので、新宅に興味がない人は読んで一切おもしろくない。

  • 音声ブログ「まだ、死んでない。」

    2020年より開始。ロスのホームレスとのアートプロジェクトでYouTubeに動画をアップしたところ、知人にトークが面白いと言われたことをきっかけにスタート。その後、死ぬまで毎日更新することとし、コンテンツ自体を現代アートとして継続中。

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